JTBCドラマ『スケッチ~神が予告した未来~』は、刑事と殺し屋の二人がそれぞれの正義のために奔走するサスペンスドラマです。
韓国のスター俳優RAIN(ピ)さんとイ・ドンゴンさんが15年ぶりに共演したことでも大きな話題となりました。
今回は、『スケッチ~神が予告した未来~』のあらすじとネタバレ含む感想・見どころをご紹介していきます。
スケッチ~神が予告した未来~のあらすじ
結婚式を控えた刑事のカン・ドンス(RAIN)は、婚約者と幸せな日々を過ごしていた。
そんなある日、未来の出来事を予知してスケッチをする刑事のユ・シヒョン(イ・ソンビン)と出会う。
ドンスはシヒョンの予知能力を疑うが、未来を描いたスケッチブックの中に“婚約者の死”のスケッチを見つけてしまう。
シヒョンに、スケッチブックに描かれた未来は必ず72時間以内に起こると言われ、ドンスは半信半疑のままシヒョンと共に婚約者を救おうと動き出すが…。
同じころ、連続暴行犯によって愛する妻と子供を殺された軍人のキム・ドジン(イ・ドンゴン)は、犯人へ復讐するために動き出していた。
そんな中、未来を見ることができるという謎の男チャン・テジュン(チョン・ジニョン)に出会い、「君に生きるべき理由を与える。未来の犯罪者を殺せ。」と持ち掛けられ…。
スケッチ~神が予告した未来~の感想
『スケッチ~神が予告した未来~』は、愛する人を失った二人の男の「正反対の正義」がテーマとなっているドラマです。
主人公のドンスとドジンは、愛する人を殺されて未来を予知する人物と出会うところまでは同じなんですが、その予知能力をどのように使うかが二人の正義を決めることになります。
ドンスは“犯罪を食い止めて被害者を救おうとする”シヒョンに出会いますが、ドジンが出会うのは“犯罪者を殺すことで被害者を救おうとする”テジュンでした。
ドンスは犯人への復讐を考えますが、シヒョンのおかけで踏みとどまり、悲しい思いをする被害者がでないように事件を未然に防ぐことに奔走します。「正義」は絶対的に殺人の上には成り立たないという強い信念が感じられ、最後まで自分の「正義」を貫いたドンスがかっこよかったです。
また、いざ犯人を目の前にすると復讐心が見え隠れするドンスを繊細に演じたRAIN(ピ)さんの演技にも心を掴まれました。
一方で、犯罪のない平和な世の中を作るためには、犯罪者を殺すことも正義という偏った思想から、殺し屋になってしまったドジンを見ていると心が痛かったです。
人殺しで誰かを救うことが「善」ではないと気づきながらも、一度踏み入れてしまった道を「正義」と自分に言い聞かせながら進んでいくドジンが切なかったです。
テジュンの「平和な世の中を実現する“大義”のためには、多少の犠牲が出てもしょうがない」という考え方に、最後まで納得することはできませんでした。
『スケッチ~神が予告した未来~』を見ていると、それぞれが信じている「正義」は善にも悪にもなってしまう怖さがあるんだと考えさせられます。
一歩間違えれば悪になってしまう人間の危うさが見ていて怖かったです。同じ境遇であっても、周りにいる人のおかげで、人は変わることができるんだと改めて思わせてくれるドラマでした。
スケッチ~神が予告した未来~のおすすめシーン
『スケッチ~神が予告した未来~』のおすすめシーンを2つご紹介します。
スケッチ~神が予告した未来~のおすすめシーン1/ドンスとドジンが見せる迫力のアクションシーン
第4話でドンスとドジンが戦うシーンがあります。
強行班の刑事ドンスと元軍人のドジンが見せる本格的なアクションは見逃せません!
お互いが一歩も譲らない緊迫した雰囲気と息つく暇もない迫力のアクションに、ぜひ注目してみてください。
スケッチ~神が予告した未来~のおすすめシーン2/死ぬことをわかっていながら現場に向かうシヒョン。
第6話で、シヒョンは頭に銃弾を受けて倒れている自分の姿をスケッチします。
周りから72時間は何も行動するなと言われますが、事件を追って外に出てしまいます。
死ぬことへの恐怖よりも、刑事として出来ることをしようとするシヒョンがかっこよかったです。
一度も外れたことのないシヒョンのスケッチですが、現場に向かったシヒョンは一体どうなってしまうのか、注目のシーンです。
スケッチ~神が予告した未来~のあらすじとネタバレ含む感想・見どころは?まとめ
今回は、『スケッチ~神が予告した未来~』のあらすじとネタバレ含む感想・見どころをご紹介しました。
RAIN(ピ)さんとイ・ドンゴンさんのアクションシーンはとっても迫力があり、敵対する二人ですが、息ぴったりの演技に見入ってしまいました。
正直、最後の展開は駆け足だったような気もしますが、サスペンスドラマとしては満足の内容でした!