ファン・ジニのあらすじとネタバレ含む感想・見どころは?

韓国ドラマ

韓国ドラマ『ファン・ジニ』は2006年に放送されたドラマで、主人公ファン・ジニは、李氏朝鮮中宗期に実在したと言われる妓生がモデルです。

初回放送時の視聴率20.1%を記録し、数々の賞を受賞した人気のドラマなんですよ。

今回はそんなファン・ジニのあらすじとネタバレ含む感想・見どころをご紹介します。

スポンサーリンク

ファン・ジニのあらすじ

妓生(キーセン)の娘は妓生として生きる事を定められていた時代、娘に自分と同じ苦労をして欲しくないからと寺に預けられていたチニ(ファン・ジニの幼少期)は寺から抜け出し母を探す。

その途中、偶然見かけた妓生の舞いに魅了され、母の反対を押し切り妓生の世界へ踏み出し、師匠ペンム(キム・ヨンエ)の元で厳しい修行を積む。

少女期に両班の息子と恋に落ちるが身分の違いから、その初恋は実らず最悪な結末に!そのショックから抜け出せないまま厳しい修行の中に身をゆだねる。

二度と人を好きにはならないと固く心を閉ざしていたが、大人になってから『真心』を知り、二度目の恋に落ちてしまう・・。

仲間の死、師匠との確執、逃亡生活、愛する人との別れ、幾度となく身に降りかかってくる悲劇からやっとの思いで立ち上がり、また自分の進むべき道を探し続ける。

愛を捨て、一生を芸に捧げると誓ったその先にある誰もが驚く究極の最高の舞いとは?

スポンサーリンク

ファン・ジニのネタバレ含む感想

時代劇の中で、お酒の相手をしたり舞いを披露する綺麗どころ達ですが、このドラマを見た事で妓生とはどのような人たちなのか、そしてその人生の裏側を垣間見る事が出来て得をしたような気分になりました。

『ファン・ジニ』は16世紀朝鮮王朝時代に実在した妓生で音楽を愛した芸術家、詩人でもあります。ここでは波瀾万丈な人生を送った彼女の生涯が悲しくも艶やかに描かれています。

ファン・ジニを演じたのは「奇皇后」でも有名になった、ハ・ジウォンさんです。

豪華な衣装で優雅に舞う姿は思わず息を飲むほど素敵です。

彼女の特徴とも言うべき鋭く魅惑的な眼差しの一方で、時には少女のように純粋であどけない表情を覗かせたりと色んな魅力が味わえました。

ちなみに、そのハ・ジウォンさんの奇皇后については、別の記事にまとめていますのでこちらもご覧くださいね!

ジニは努力を惜しまない性格で、舞う時の(足のリズム)をつかむために綱渡りを練習する場面もありました。とっても楽しそうな表情で一歩一歩足を踏み出す仕草が可愛くて忘れられません。

そんな少女時代のジニですが、ウノ(チャン・グンソク)との初恋は本当に終始切ないものでした。

その後、ある災難から身を守ってくれた礼曹判書、キム・ジョンハン(キム・ジェウォン)と二度目の恋に落ちてしまいますが、こちらも結局は幸せにはなれなかったのです。

妓生として頂上へ上りつめようとする覚悟、抑える事の出来ない恋心、そんな葛藤の中で、もがき苦しむ様子は同じ女性として分かるような気がします。

実在のファン・ジニは恋多き女性でしたが、このドラマの中では二人の男性との恋が描かれていました。

困難を乗り越えて成長し、やがて民の中で踊り、見た目だけではなく本当に自分が目指す舞いとは何なのか?最後に答えを見つけた時には今までの苦労が嘘であったかのようにジニの表情が生き生きと輝いていました。

切ないシーンは多かったけれど、見終わった後にフッと身体の力が抜け、心が解放されてこちらまで笑顔になれるようなそんな名作でしたよ。

スポンサーリンク

ファン・ジニのネタバレ含む見どころ①雨の中での別れのメッセージが辛すぎる

ウノとの恋は身分の違いから叶わぬ恋でした。

しかしどうしても諦めきれない二人は一緒に逃げようとするのです。

結局は約束の場所で会う事が出来ず大雨に打たれたのが災いして、もともと身体が丈夫ではなかったウノは病気になり死んでしまいます。

雨降りの中、ウノの遺体を乗せた荷車がジニが居る教坊の前を通りかかった時、突然、止まって動かなくなってしまいます。

「ダメだよ、もう行かなくちゃいけないよ」男たちが涙ながらにそんな言葉をかけながら車を押そうとするもビクとも動きません。

その時、気づいたジニが教坊の中から出て来て、ウノの遺体にそっと服をかけてやり、泣きながら別れの言葉を告げると、まるで安心したかのように荷車がまた動き始めたのです。

ウノは最後にどうしてもジニに会いたかったのでしょうね!なんとも切なく涙を誘う名シーンでした。これは前半の最大の見どころかもしれません。

スポンサーリンク

ファン・ジニのネタバレ含む見どころその②厳しさの中にも愛情ある師匠との確執

ジニの才能を見いだして自分の後継者に育てようとした師匠ペンムを、ベテラン女優のキム・ヨンエさんが演じています。

「太陽を抱く月」では大妃役で悪女を熱演されていた彼女ですが、残念ながら2017年に亡くなってしまわれました。

初恋の相手を死に追いやったとジニに恨まれ、時には酷い言葉を浴びせられ、それでも折れずに厳しく接したペンムでしたが、心の底では愛情を持ち続け最後は自分の身を捨ててジニを守ります。

その時にジニに遺した「鶴の舞い」の白紙の舞譜、この舞譜の意味を悟った時の深い悲しみ、本当はジニも心の中では師匠に甘えていたのかもしれません。

結局は最後まですれ違い、和解する事が出来なかった師匠と弟子の関係も見どころの一つです。

スポンサーリンク

ファン・ジニのネタバレ含む見どころ③ライバル妓生 プヨンとの対決

頂点の座を狙う美しいプヨン(ワン・ビンナ)との舞いでの対決も見応えがありました。

激しいライバル心を持つ中で、どこかでちゃんとお互いを認め合っていたような?そんな二人の姿が物語に華を添えているのは確かです。

スポンサーリンク

ファン・ジニのあらすじとネタバレ含む感想・見どころは?まとめ

ハ・ジウォンさんは、奇皇后でもそうですが、意志を強く持ち上を目指す芯の強い女性がとてもよく似合います。

私にとっては現代ドラマと時代劇の中間に位置する印象が大きいドラマでした。

現代ドラマしか興味の無かった人も、この「ファン・ジニ」がきっかけとなり時代劇が好きになったと言う人が多いのも納得です。

迷っている方は是非見てみてくださいね!

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました