魔女の法廷のあらすじとネタバレ含む感想・見どころ

韓国ドラマ

2017年の10月に韓国で放送された『魔女の法廷』は、生きていれば誰の身に起きても不思議ではない犯罪を取り扱った法廷ドラマです。

型破りの女性検事と元精神科医のピュアなイケメン検事という全く性格が正反対の異色ペアが次々と事件を解決していきます。

主演はチョン・リョウォン×ユン・ヒョンミンの爽やかカップルで、最高視聴率14・3%を記録し、二人は「ベストカップル賞」にも選ばれました!

今回はそんな「魔女の法廷」のあらすじとネタバレ含む感想・見どころを紹介したいと思います。

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魔女の法廷のあらすじ

魔女の法廷 BOX1<コンプリート・シンプルDVD-BOX> [ チョン・リョウォン ]

マ・イドゥム(チョン・リョウォン)は小さなうどん屋を営む母親ヨンシル(イ・イルファ)と仲良く二人暮らし。

ある日、大好きな母親が突然行方不明に!

大きな傷を抱えながら成長し、母親の行方を探すために猛勉強をして検事になったイドゥム。

昇進することだけを考えてひたすら仕事に没頭する中、偶然にも上司のセクハラ現場を目撃してしまう…。

出世の約束を条件に法廷で嘘の証言をさせられてしまうところだったが、その約束は全くの嘘だったと分かり、逆にセクハラの事実を証言する!

しかし、そのことで上司から逆恨みされ、検事の間で地獄だと最も嫌われている、「女性・児童犯罪対策部の担当検事」として飛ばされてしまう羽目に…。

一方、元精神科医だったジヌク(ユン・ヒョンミン)は偶然にもイドゥムと同じ部署に配属される。

性格も仕事に対する考え方も全く正反対な二人だったが、イドゥムはジヌクの優しさに徐々に惹かれ、ジヌクはどんな事にも物怖じせずに突き進むイドゥムに関心を抱くようになる。

さらにジヌクはいつも元気な彼女が幼少期に母が失踪してしまったという心の傷を抱えていることを知る‥。

そんな中、元警察署長で法律事務所顧問のチョ・ガプス(チョン・グァンリョル)がイドゥムに声をかけるが、この男こそが実は母親の失踪の鍵を握っていた…!

イドゥムの過去が徐々に明らかになっていくと同時に自分の母親のコ・ジェスク(チョン・ミソン)も絡んでいることを知り苦悩するジヌク‥。

事件の真相が解明され、イドゥムは母親と再会を果たすことが出来るのだろうか?

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魔女の法廷のネタバレ含む感想

様々な事件をイドゥムとジヌクがペアを組んで解決しながらドラマが進行していく中で、最も重要なポイントである母親の失踪の真相に徐々に近づいていくところがハラハラドキドキで面白かったです。

セクハラに関する事件の中でも特にサイコパスな御曹司テギュ(ペク・チョルミン)が女子高校生を殺害してしまう場面が悲惨でした。

その罪を友人のミノ(キム・グォン)になすくりつけようとあがく姿には本当に最後までイライラ‥。

テギュという人物がイドゥムの母親の失踪に深く関わるチョ・ガプスの甥だっことや、事件の核心に近づくにつれ今度はジヌクの母親まで失踪事件に関わっていることが浮上するなど、なかなか奥が深いと思います。

このドラマの主人公のイドゥムを演じたチョン・リョウォンさんはいつもパンツスタイルで型破りな女検事役が気持ちがいいくらいカッコよかったです!

パンチの効いたBGMの流れる中、切り札を持って自信満々に法廷のドアを開けて登場するシーンは毎回身震いするほど感動もの。

チョン・リョウォンさんは『油っこいロマンス』というドラマの中で2PMのジュノさんと共演されていますが、このドラマの男前のキャラとはまるで別人にように印象が違います。

 

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そんなチョン・リョウォンさんはソン・ダムビさんと仲がいいということから、ソン・ダムビさんのカメオ出演もありました。

ソン・ダムビさんと言えば、『家族なのにどうして』や『椿の花咲く頃』でも強烈な存在感を残す女優さんですね。

そしてお相手役の同僚検事、ジヌクを演じたユン・ヒョンミンさんは何事に対しても誠実で優しさがにじみ出ていたので雰囲気が対称的なところがとても新鮮に思えました。

そのユン・ヒョンミンさんが元プロ野球選手だったというのは驚きです!

プロ野球選手からタレントになるパターンは多いと思うのですが俳優に転身というケースは珍しいのではないかと思います。

日本ではどうかなと考えると、かなり昔になりますが元プロ野球選手の坂東英二さんが俳優として「金曜日の妻たちへ」などに出演されていましたよね!

このドラマはあくまでも「法廷ドラマ」ということで恋愛の部分は少なめでカラッとした印象でしたが、二人は本当にお似合いで爽やかカップルとして最後まで楽しめました。

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魔女の法廷のネタバレ含む見どころ①韓国で実際に起きた性犯罪事件

ドラマの中で扱っている事件は誰もが知る韓国で実際に起きたものだそうです。

脚本家が当時の事を詳細に取材し、女性福祉部が制作支援に加わったことでとてもリアルに描かれています。

2017年の秋にハリウッドでの告発から世界に広まったMeToo運動(性被害を訴える運動)は韓国国内でも大きく影響を受けており、現在でも多くの裁判が進行中なのだそうです。

このドラマはまさに、そのような状況の中で作られたものです。

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魔女の法廷のネタバレ含む見どころ②悪役の演技が素晴らしい

元警察署長で弁護士事務所の顧問から市長になったチョン・グァンリョルさん演じるチョ・ガプスはとにかく裏の顔が悪者でサイテーでした!

しれっと凶悪事件を起こして何食わぬ顔をして威張っている姿は演技とは分かっていても腹が立ちます。

悪事がバレて法廷に立たされた時にも「俺は国のために頑張ってきたんだから多少の犠牲は仕方ないだろ!」と言ったり‥。

「俺を誰だと思っているんだ!チョ・ガプスだぞ!」と訳の分からない事を口走ったりで全く反省はナシ。

結局最後には床に落ちた残飯を拾い集めて口に頬張るほど惨めな姿で終わりますが…、それでもたぶん反省はしていないような?

チョ・グァンリヨルさんは色んなドラマの中で良い人も悪い人もいつも完璧に演じ分けられて本当に素晴らしい演技派俳優さんだと思います。

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魔女の法廷のネタバレ含む見どころ③恋愛要素は少なめだけれどそれなりに

イドゥムは途中、検事をクビになり一旦は弁護士になってしまったのですが、キャリア採用としてまた検察に戻ってきました!

ここからはジヌクとの熱いシーンにも注目です。

しかし実際は、いい感じになってさぁここから!と思ったら酔いの回ったジヌクが寝落ちしてしまったりと‥。

そんな二人がとても可愛いです(笑)

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魔女の法廷のあらすじとネタバレ含む感想・見どころまとめ

現代社会が抱える性犯罪がテーマで暗くなりそうに思われがちですが、アップテンポなストーリー展開の中にユーモアを交えてあまり暗くならないように描かれた法廷ドラマです。

「魔女の法廷」の「魔女」は、この場合はどんな意味を持つのでしょう?

老けない人、妖艶な魅力がある人、不思議な能力を持っている人

魔法が仕える人、一人で生きていける逞しい人、魔女狩りの魔女・・・

色んな空想が膨らむと思います。

このドラマの主人公もタフで不思議な力を持っている魅力的な女性だと思いました。

OSTもとても幻想的で心に響くこのドラマを是非見て欲しいと思います。

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