パク・ミニョンさんが凛々しい男装姿を披露する「トキメキ成均館スキャンダル」。
そしてユチョンさんの初主演のドラマでもあります。
このドラマは2010年のもので、当時とても人気を博しました。
邦題が「トキメキ」とか「スキャンダル」とかいう、あまり惹かれない題名だったために今まで手を付けられずにいたのですが、10年たった今でも十分に面白い内容でした。
今回はそんな「トキメキ成均館スキャンダル」のあらすじ、感想、見どころをネタバレ含んでご紹介したいと思います。
トキメキ成均館スキャンダルあらすじ
父を亡くし、病気の弟・ユンシクの薬代を稼ぐために、男装して代筆などの仕事を請け負いお金を稼ぐユニ(パク・ミニョン)。
ある日借金取りが家に来て、すぐに100両準備しないとユニを連れて行くと言い渡します。
何とか100両を稼ぐために、科挙の代筆受験でイ・ソンジュン(ユチョン)に出会います。
曲がったことが大嫌いなソンジュンは、代筆受験を引き受けるユニ(男装してユンシク)に不快感を感じながらも、その能力の高さに注目し、一緒に成均館に入学させてしまいます。
そこからユニの成均館での男装生活が始まり、そこで出会ったコロ先輩(ユ・アイン)やヨンハ先輩(ソン・ジュンギ)と共に成長していく。
男性だと思いながらもユンシク(ユニ)に惹かれてしまうソンジュンの恋の行方は?
ユンシク(ユニ)が女だとばれたらどうなる?
楽しみながらも、ちょっとだけドキドキハラハラする内容です。
トキメキ成均館スキャンダルのネタバレ含む感想
これまで時代劇を見たことのなかった私ですが、そんな私でも「面白かった!」というのが最初の感想です。
更に「もう一度見たい!」とも思わせてくれました。(実際2回は見ました)
「男装」というと、韓国ドラマでは鉄板のようですが、男装しないといけない理由がちゃんとあり、成均館に入学しないといけない理由がちゃんとあり、また、それがばれてはいけない理由もちゃんとあり、無理矢理ではなく見てる私たちが納得いくような話の展開になっています。
また、きっとユンシク(ユニ)とソンジュンが惹かれあうんだろうけど、建前上は男性のユニに惹かれてるソンジュンってどうなの?大丈夫?とか、色々心配してしまいました。
また、色恋だけじゃないんですよね。
ユニが小さいころに亡くなった、父の「想い」をしっかりと受け止めるまでの道のり、また、その「想い」を探している最中で、その父が亡くなる事件に関与した人物が判明し、その人物は意外な人で・・・。
色恋だけでは飽きてしまいますが、テンポよく学生生活・先生との生活も入ってきて楽しんで見れるドラマです。
トキメキ成均館スキャンダル見どころ①ユ・アインの目で魅せる演技!
ユ・アイン演じるコロは、割と早い段階でユニが女であることを知ります。
そこからは、親友のヨンハにもユニの秘密は言わずに一人で秘密を守りつつ、ユニを守ります。
コロは、ユニが女であると知る前からきっとユンシクの事を「いい奴だな、可愛い後輩だな」と思っていたと思うんです。
それが女だと知って、「守ってあげないと」という気持ちから、だんだんとユニに惹かれていく様が分かります。
「俺のそばを離れるな!」とぶっきらぼうにユニに言うのですが、そこにグッときます。
また、そっとユニを見つめ、守っているうちに「ユニはソンジュンに惹かれている」ということにも気づいていくんです。
それも誰にも言えずに一人でじっと耐えるんです。
ユニへの想いを押し殺し「ふっ」と笑う悲しげな笑顔が何とも言えません!!
これか、「コロ堕ち」とはこれか!と実感しました。
皆さんも是非「コロ病」にかかってください。
ちなみに、そんなユ・アインさんの詳しいプロフィールやドラマ情報はこちらにまとめていますのでご覧ください。
とっても魅力的な俳優さんです!
トキメキ成均館スキャンダル見どころ②真面目なソンジュンが男に惹かれる切なさ
主人公のイ・ソンジュンは、王の信頼を得ている左議政の息子であり、原則を守りながら生きてきました。
曲がったことが大嫌いで、自分だけ特別扱いされるのも大嫌いです。
そんなソンジュンなので、自分が男性(ユンシク)に惹かれているという自分を許せない気持ちと、それでも惹かれてしまうどうしようもない気持ちを、ユンシク(ユニ)に冷たくすることで平静を保とうとするんです。
でもどうしても抑えきれずに、男性であるユニに告白するのですが、その「抑えたいけど抑えられない想い」というのが、みているこちらも切なくなり、じれったくてもどかしい、そんな「うーーーー」っと、うなってしまうのです。
その「うーーーー」っとなっている頃には、仕事中もイ・ソンジュンのことを考えてしまうほど「成均館」中毒になってしまっていました。
皆さんにも是非、この中毒性を味わってほしいです。
ユチョンさんはこれがドラマ初出演だそうですが、とてもそうは思えないほど貫禄のあるお芝居でした。
トキメキ成均館スキャンダル見どころ③パク・ミニョンさんの可愛さと高い演技力
最初にお伝えした通り、もともと題名や時代劇ということから、観ることに対してあまり乗り気ではなかったこのドラマですが、なぜ見続けられたかというと、パクミニョンさんが可愛いということが大きいです!
もちろん2話3話あたりからはドラマ自体に夢中になるのですが、それでもパクミニョンさんは、男装をしていても可愛いんですよね。
そしてわざと声を低く出して話したり、肩幅も小さくて華奢な体なのに頑張って男性たちと一緒に行動するあたり、思わず「頑張れ!」と応援したくなります。
序盤で弓矢の大会があるのですが、指を負傷しても優勝をかけて思いっきり弓を弾く・・・その痛さと希望を乗せた弓矢が行きつく先は必見です。
キム・ユンシクを演じたパク・ミニョンさんの魅力についてはこちらのプロフィール記事にまとめています。
とっても魅力的な女優さんなので、是非見てみてくださいね。
トキメキ成均館スキャンダルあらすじとネタバレ含む感想!まとめ
今回は「トキメキ成均館スキャンダル」のあらすじ、ネタバレ含む感想と見どころをご紹介しました。
題名からいくと確かに「トキメキ」がありながらの「スキャンダル」もありますが、題名の雰囲気とは違う味わい深い作品でした。
まだまだ男女差別の激しい時代ということで、ユニの母親が「女にとっては学問は毒」という言葉が印象的でした。
勉強が出来ても、それがかえってその女の子の首を絞めてしまう、そんな意味のこもった言葉です。
そんな母親の想いとは裏腹に、父の描いた「想い」はそれとは反対のものでした。
それは、このドラマを見ればわかります。
私にとっては2度、3度見たいと思わせてくれるようなドラマでした。
興味のある方は是非、見てみてくださいね!