2016年に放送された「トッケビ」は、「太陽の末裔」のキム・ウンスク作家・イウンボク監督が再タッグを組んだドラマで、地上波を含む全チャンネルで同時間帯1位を獲得したとても人気のあったドラマです。
特に、毎回映画のような映像美を誇るそのドラマは、話の内容もさることながら見ていて美しいために目の保養にもなります。
今回はそんな『トッケビ』のあらすじを簡単にお伝えし、その感想と見どころをネタバレ含んでご紹介します!
トッケビのあらすじ(簡単に)
高麗時代に活躍した将軍キム・シン(コン・ユ)。
武神と称えられるほどだったにもかかわらず、王を脅かしていると罪に問われ、シンは自身の部下に剣を託しその生を終えることになる。
剣が刺さったまま、長い間野ざらしにされたシンだったが、彼を思う民の気持ちが神に届き、“トッケビ(鬼)”として生き返ることになる。
胸に刺さっている剣が抜けたら無に帰ることができるが、その剣を抜くことができるのはトッケビの花嫁だけ…
それから900年もの間、花嫁を探しているシン。
長年シンに仕えていた家臣が、孫のドクファ(ユク・ソンジェ)に引き継がれることになり、自由なドクファは“死神”(イ・ドンウク)に家を貸してしまったことから、トッケビと死神の奇妙な共同生活がスタートする。
同じ頃、シンのことを“トッケビ(鬼)”だと見抜き、自らを“トッケビの花嫁”だと言う女子高生、チ・ウンタク(キム・ゴウン)に出会う。
鵜呑みにできないシンは「あるものが見えなければ花嫁ではない」とウンタクを突き放すが、ウンタクの不思議な力を目の当たりにし、段々と気持ちが変化していく。
またウンタクも、トッケビの力に幾度となく助けられ、次第にトッケビが特別な存在になっていく。
ウンタクはトッケビの剣を抜くことが出来るのか?2人の恋の行方は?
また、前世が分からないという死神は、どんな過去を持っているのか。
死すものと生きるものたちの、魂を揺さぶるファンタジーロマンスです。
トッケビのネタバレ含む感想/あらすじ(簡単に)
いいドラマとは聞いていたけれど、これほどだとは思いませんでした。
トッケビとトッケビの花嫁の話かと思いきや、それだけではなく、死神の仕事を通して「人の生きざま・死にざま」を考えさせられます。
これだけ聞くと暗い話のように思えますがそうではなく、トッケビと死神、ウンタクのやり取りでほっこりとした気分にさせられたり、かと思えば高麗時代からトッケビ(キム・シン)に恨みを持った怨霊が現れ、トッケビとウンタクを危険な目にさらしハラハラしたり、と、本当に飽きることなく見続けることが出来ます。
また、このドラマの魅力はキャストが素晴らしい事です。
定評のあるコン・ユ、実力派イ・ドンウク。
イケメン2人、もうそれだけでお腹いっぱいですよね。
特に、私の中でコン・ユはトッケビ以外のイメージがないくらい、トッケビにピッタリです。
そして、重要な役どころには、ユ・インナ演じるサニーです。
割とチャーミングな役が多い彼女ですが、今回の役サニーはクールで物静か。
これにはびっくりしましたが、それがとても自然でかっこいいのです!
実は前世で関係のあった死神と再び恋に落ちるのですが、そのラブストーリーは可愛いさあり、もどかしさあり、涙あり、とても苦しく切ないものです。
死神は記憶を消すことが出来るので、サニーの中にある自分の記憶を消そうとします。
その記憶の消し方が「幸せな事だけ覚えていて、あとは忘れて」というものです。
死神は、当然自分の記憶は消えたと思い込んでいるのですが、サニーにとっては例え辛くても死神との思い出は幸せなものだったために、1人ずっと覚えていて、辛い記憶も誰にも言わずにそっと自分の胸の中にしまっておくのです。
それが後から分かった時はとても切ない気持ちになりました。
トッケビのネタバレ含む見どころ/あらすじ(簡単に)
トッケビの見どころは沢山あるのですが、個人的に何個かピックアップしてお伝えします。
トッケビの見どころ①トッケビと死神の仲のいい絡み
まずはトッケビと死神の仲のいい絡みが挙げられると思います。
死神を演じるのはイ・ドンウク。
「死神」という言葉だけ聞くと、おどろおどろしい雰囲気がしますよね。
ですが、セリフでは「저승사자(チョスンサジャ)」と言っているので、“冥途の使者“とか”あの世からの使い“という意味合いになります。
すると、あの真っ黒なスーツも「趣味の悪い帽子(トッケビが言い放った)」もしっくりとくる感じがします。
元々色白のドンウクさんですが、死神の時はさらに色が白くて血の気がないように見えて、死神にピッタリなんですよね。
ウンタクを助けるためにトッケビと共に出現した伝説の“ランウェイ”のシーンなんて、雑誌から飛び出してきたのかと思うくらいかっこよかったです!
そんなかっこよさと怖さを兼ね備えた死神ですが、この死神とトッケビとのやり取りが最高に面白いんです。
最初こそ否定しあって子供みたいにハデな喧嘩をしたりしていましたが、ピンチの時は力を合わせたり、悩みを打ち明けたりする。
まさにツンデレコンビという感じです。
トッケビと死神という特殊な間柄にも拘らず、まるで人間のように落ち込んだり嬉しくなったりする姿も、本当に愛らしいのです。
撮影中もよくじゃれてふざけていたようで、アドリブも結構あったようです。
仲の良さが画面からもヒシヒシと伝わってきます。
トッケビの見どころ②キム・ゴウンの演技力
次の見どころは、なんといってもキム・ゴウンちゃんの演技力です。
ウンタク役のキム・ゴウンは賛否両論あるそうですが、私は彼女の天真爛漫ではしゃいでいる姿がとっても可愛いと思いました。
本当に高校生なんじゃないかと思うほど素朴な感じで、「一般人」のようにも見えます。
そんなキム・ゴウンちゃんがカナダでシンにニコッと笑って「サランヘヨ」と言うシーンがあるのですが、それがめちゃくちゃかわいいんです!!
あんな風に言われたら男性はイチコロでしょうね(笑)
かと思えば、大人になったウンタクもものすごく自然。
「10年越しで撮影してるんだっけ?」と思ってしまうくらい、高校生と29歳の演じ分けが自然なのです。
撮影当時25歳だったというキム・ゴウン。
19歳の高校生から29歳の社会人までを、違和感なく演じられるってすごくないですか?
それに、ウンタクが悲しいときは見ているこちらも悲しくなるし、嬉しいときは嬉しくなる。
見ている側が共鳴できる演技ができる、キム・ゴウンさんの演技力に注目してほしいです。
トッケビの見どころ③美しい映像と音楽
そして、トッケビと言えば「映像美」です。
ドラマなのに、映画の様に美しいのです。
それはもちろん映像技術もさることながら、カナダの美しい風景や建物にも目が行きます。
もちろんソウルで撮影された場所もとても印象深く残るようになっています。
また、その場所のいいタイミングで曲が流れてくるんです。
韓国ドラマで曲が流れだすタイミングは、本当に絶妙なポイントで流れてきます。
そのロケ地とOSTとの絶妙な関係性については、こちらの記事にまとめてありますので、是非見てみてください。
見るだけで情景が浮かぶようですよ!
今のこの状況が落ち着いたら、まずは韓国から行ってみたいです。
トッケビのあらすじ(簡単に)とネタバレ含む感想と見どころまとめ
今回は映像美で有名な、『トッケビ』の簡単なあらすじとネタバレ含む感想・見どころをご紹介しました。
このドラマに出演されている俳優さんたちは、みんな素晴らしい俳優さん達で、その一人一人が見どころになっています。
また、その美しい景色や建物、それに絡めたOSTにも注目です。
迷っている方は是非見てみてくださいね!