「個人の趣向」のあらすじとネタバレ含む感想・見どころは?

韓国ドラマ

2010年に放送されたドラマ「個人の趣向」は、「花より男子〜Boys Over Flowers」でブレイクしたイ・ミンホさんと、大ヒットドラマ「愛の不時着」のソン・イェジンさんとの、少し風変わりなラブストーリーです。

1つ屋根の下に住むことになった2人は、お互いの趣向(心の向かうところ、考え)が邪魔をしてなかなかうまくいかない。そんな「個人の趣向」のあらすじと、ネタバレ含む感想・見どころを紹介します。

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「個人の趣向」あらすじ

ケイン(ソン・イェジン)はおひとり様向けの家具ブランド「ケインストーリー」の代表兼家具デザイナー。

天真爛漫で朗らかだがだらしない…。

その上、デザインする家具も自分の趣向を取り入れすぎて売れ行きもイマイチ。

恋人チャンニョル(キム・ジソク)を、10年来の友人イニ(ワン・ジヘ)に取られるし、自宅が友人の借金の担保にされていたりと、踏んだり蹴ったり。

チノ(イ・ミンホ)は建築事務所の実力ある所長。

しかし、事務所の経営が悪いため、なんとか美術館の設計コンペへの入選を目指す。

そこで、著名な建築家パク教授がデザインした「サンゴジェ」という伝統家屋に目を付ける。

パク教授の娘がその「サンゴジェ」でルームメイトを募集していると聞き、チャンスとばかり申し出るが…。

なんとその娘は、ひょんなことから出会った、自分を痴漢に間違え、挙げ句の果てにゲイだと盛大に勘違いしているケインだったのだ。

1つ屋根の下で同居することになったゲイ(?)と干物女に恋は生まれるのか?

さらに2人をじゃまするチャンニョルとイニ、美術館館長までも恋の行方に絡んでくる。

だんだんと明らかになる「サンゴジェ」の秘密とケインの悲しい過去。

ユン・ウネ、キム・ナムギルのカメオ出演にも注目です!

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「個人の趣向」ネタバレ含む感想

すごく不思議な話でした。

主人公2人ともそれなりに不自由なく暮らしているのですが、過去に傷を抱えていて、どことなく人に対して素直になれない感じがしました。

それはチノがケインに言った「人を簡単に許してはいけない。強くなれ。」という言葉にも表れていると思います。

2人は付き合い始めてからも、まだどこか他人行儀ですごく慎重だったのも印象的でした。

随分と遠回りしたけれど最後は色々と良かったね、とホッとしました。

そして、冒頭でも書きましたが、カメオ出演を見つけるのも楽しみの一つですね。

どこに出ていたかを自分で見つけたい方は、下の部分は飛ばしてくださいね。

韓国のドラマは、カメオ出演でアッと驚く方が出てくるので毎回楽しみにしてしまいます。

ちなみに、キム・ナムギルさんとソン・イェジンさんは、この後2016年に「サメ~愛の黙示録~」で共演されています。

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「個人の趣向」ネタバレ含む見どころ①/ベテラン俳優の個性が光る脇役陣

このドラマの脇役たち、クセが強くて印象的でした。

まず、チノが闘志を燃やす美術館コンペの主催者チェ館長(リュ・スンニョン)。

チノの実力をいち早く見出し、なにかと気にかけている雰囲気でしたが、実はゲイ!!

「他人の私生活に興味はない」とクールにキメていましたが、実はチノを男として好きだったようで告白してしまいます。

もちろん断られるのですが(それもチノはなかなか言い出せない)、その後もチノをサポートし、ケインの良き友人として2人を応援していくのです。

チノがゲイではないとわかった時のチェ館長のなんとも言えない哀しそうな表情が忘れられません。

彼には幸せになってほしいと思いました…。(笑)

そしてもう1人はチャンニョルの父でもある未来建設の社長(アン・ソックァン)。

世の中、金と権力でどうにでもなると思っている、人間として最低な人です。

アン・ソックンさん、「ビッグ〜愛は奇跡〜」では真面目な父親役をやっていたのですが、私の中では悪役のイメージが強いです。

今回も期待を裏切らず、ギラギラしたずる賢そうな声や振る舞い、顔にまるで怖い人のような傷まで入れて、ケインに近づいていました。

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「個人の趣向」ネタバレ含む見どころ②/目指せ、干物女からの脱却!

チャンニョルに復讐したいと意気込むケイン。

同居を始めたゲイ(だと勘違いしている)のチニから「イイ女になる計画」の特訓を受けます。

「都合のいい女は飽きられる。女性としての自覚を持て!」

頭のてっぺんから足のつま先まで立派な干物女のケインは、身のこなしからファッションまでチニの指導を受けます。

しかしながら元々可愛いソン・イェジンさん、干物女っぷりも可愛いかったです。

潔癖で几帳面なチニとの趣向の合わない掛け合いも笑いを誘います。

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「個人の趣向」ネタバレ含む見どころ③/「サンゴジェ」の美しさ

ドラマには近代的な建物から伝統家屋など様々な様式の建物が登場します。

サンゴジェの開放感のある広々とした木造の建物は素敵でした。

実際にはサンゴジェという建物は存在せず、門以外はセットだそうです。

景福宮付近にある北村韓屋村(ブッチョンハノクマウル)という朝鮮時代の伝統家屋が密集している地域がロケ地だったようです。

【住所:韓国 Seoul, Jongno-gu, Gahoe-dong, 계동길37】

いつか訪れてみたいと思いました。

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「個人の趣向」のあらすじとネタバレ含む感想・見どころは?まとめ

韓国語で個人はケインと言うそうです。

みんなそれぞれ個々人の愛し方や考えがあって、どれも同じではないけれど、それで良いのだよ、ということなのかなと思いました。

2010年のドラマなのでジェンダーに対する考えが少し古いかもしれませんが、個性あふれる人たちが面白く描かれている楽しいドラマでした!

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