明日のあらすじとネタバレ含む感想と見どころ

韓国ドラマ

2022年放送の「明日」は、2017年に掲載されたウェブ漫画が原作で、「自殺志願者を救い出す」ことがテーマのドラマです。

主演は、数多くのドラマに出演してきた女優キム・ヒソン、更にSF9のロウン、イ・スヒョク、ユン・ジオンらが出演。

今回は「明日」のあらすじとネタバレ含む感想と見どころをご紹介します。

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明日のあらすじ

就活中のチェ・ジュヌン(ロウン)は、自殺を図る路上生活者を止めようとして橋から転落してしまう。その転落事故の前に、自殺を食い止めようとする死神ク・リョン(キム・ヒソン)とイム・リュング(ユン・ジオン)に出会う。

転落し、現実では瀕死状態の中、意識の上ではク・リョンら死神が働く「走馬灯」で半死・半生の死神として働くことになる。

ジュヌンが配属されたのは、ク・リョンらが所属する「危機管理チーム」。そこでは自殺しようとする人のネガティブ度を監視し、それを引き留める任務を担っていた。

そんな「危機管理チーム」を、パク・ジュンギル(イ・スヒョク)は嫌っていた。

自殺そのものが許されない罪であり、それを犯す罪人は地獄に行くしかないと考えているからであった。

そんなパクにも、実は自身では忘れている辛い過去があり・・・。

人々はなぜ自殺を考えるのか、どんなきっかけがあればそれを食い止められるのか?

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明日のネタバレ含む感想

自殺がテーマのドラマであり、それをいかに食い止めるかが主人公ク・リョンに課せられた任務であるため全体的に暗い印象のドラマのように感じられるかもしれませんが、実際はそこまで悲観的にならずに見ることができました。

なぜその人物が「自殺したい」と考えるようになったのか、それをどんな人を使いどんな方法で引き止めるのか、それぞれの回で人間模様が見られ、見ごたえのあるドラマでもありました。

その自殺を考えるきっかけとしては、現代社会を生きる上での苦悩もあれば、韓国という国が通らざるを得ない歴史的背景の中で、個人の背負った苦悩を見せられる場面もありました。

自殺する人が悪い・弱いということを判断するドラマではなく、なぜ自殺したいと思うようになったのか、その背景を知り気持ちを理解し、その上で思いとどまらせることはできないか。

そのために必要な、あとひと押しになる何かを探してあげる、ク・リョンはそんな死神でした。

自殺がテーマではありましたが、ク・リョンという助けてくれる死神がいることで、一筋の希望を持つことができ、「きっとこの人も大丈夫」という確信を持ちながら見ることができた部分では、そこまで悲観的になることのないドラマだったと思います。

日本軍の慰安婦問題が出てきた時は、その日本人の残忍な描かれぶりに何とも言えない気持ちになりましたが、その後もイム代理の母やその他女性の問題が多く描かれたことから、最後のク・リョンの過去につながる伏線だったのかとも考えました。

被害を受けるのはいつも女性であるということが多く描かれるドラマだなと感じました。

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明日のネタバレ含む見どころ①ク・リョンの過去

ク・リョンは自殺しようとしている人を思いとどまらせる死神です。

いわば死後の世界に来てはならないと現世に引き止めるための死神です。普通「死神」といえば「人が死んだあとにあの世へ誘導してくれる神」だと知られていると思うのですが、ク・リョンは違います。

ク・リョンがなぜそのような役割を引き受けているのかというと、ク・リョンも同じく自殺をしてそれを悔やんでいる人のうちの一人だからです。

自殺をすると、現世での縁が切れてしまい、大切だった人との縁も切れてしまいます。

そんな悲しい仕組みを知りながら、大切な人との縁を自分の気持の中だけで大事にしまい込み、他の人には自分と同じ後悔をさせないよう奮闘しています。

そんなク・リョンがなぜ自殺をすることになったのか、それを回想した14話からはとても切ない気持ちになりました。

現代であれば、自殺までしなくてはいいのではないかと思う事柄でも、時代が違うと家柄の問題など本人だけの問題ではなくなる部分が見え、とてもやるせない気持ちになりました。

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明日のネタバレ含む見どころ②ジュヌンのおせっかいぶり

ロウンくん演じるチェ・ジュヌンは、いわゆるおせっかいです。

そもそも、ク・リョンと一緒に働くことになるきっかけも、ジュヌンのおせっかいがきっかけでした。

ジュヌンは、自殺しようとした人を助けたことで一緒に川に落ちてしまい、植物状態になり生死を彷徨っている間だけ、ク・リョンらのいる「走馬灯」で働くことになるのです。

「走馬灯」で働くようになった後も、ジュヌンはイム代理やク・リョンのことを自分の事のように気にかけ、そのことから結果的には周りの人をいい方向へ導きます。

最初はロウンくんの雰囲気からは「おせっかい」という性格があまりしっくりこなかったのですが、ジュヌンの気遣いのおかげでク・リョンの縁もいい方向へ向かったのが、最終的にはとても良かったと思います。

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明日のネタバレ含む見どころ③国家功労賞の元軍人さん

余命わずかなのに自殺志願者がいるということで、ク・リョンたちがその人を訪ねると、昔、戦争の際に徴兵され、任務を全うして生還した元軍人さんでした。

その人は空き缶を集めて回りそれをその日の生活資金にしてギリギリの生活をしていたのですが、それは、生死を彷徨う過激な戦争の経験から、心にPTSDを患い、まともに仕事が出来ないためでした。

そんな元軍人さんに対してク・リョンやジュヌンは最高の敬礼を払います。

この国を作ったのはこのような方々のおかげだと、みんなで敬意をもって見送ります。

そこがとても印象的でした。

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明日の個人的な感想

何と言ってもキム・ヒソンさんの変わらぬ綺麗さと、ユン・ジオンさんのイケメン変貌ぶりです。

キム・ヒソンさんといえば、私が初めてテレビで見たのは2005年にクォン・サンウさんと共演された「悲しき恋歌」です。

最初は髪の色でわかりませんでしたが、そこからもう17年は経過しているのにもかかわらず、相変わらずの綺麗さでした。

また、ユン・ジウンさんは、他のドラマで見たときと印象がかなり違い、髪の毛も長く化粧もしていたため、同一人物とはわかりませんでした。

特に私が最後に観たのは「メモリスト」というドラマの中で、刑事役だったので髪は短髪・色も浅黒い芋っぽい役どころだったので、今回の役の印象とかなり違うんです。

髪の毛と化粧でかなり印象は変わるなと思いました。

いずれにしても、二人はジュヌンをずっと支えてくれました。

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明日のあらすじとネタバレ含む感想と見どころまとめ

コロナが世界的に流行し、同時に自殺者も増えましたね。

日本でも芸能人の方で「え、この方が?」と思うような人が次々と自殺している悲しい現実があります。

自殺志願者は、辛いその時期は自分の事しか見えてないのだと思いますが、このドラマを観ると、実はその当人を思いやっている人は周りに沢山いて、その事に気付いてほしい、そんなメッセージが込められているような気がしました。

時が経っても綺麗なままのキム・ヒソンさんは必見です。

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