雲が描いた月明かりのあらすじとネタバレ含む感想・見どころは?

韓国ドラマ

韓国で最高視聴率25.3%を記録したドラマ『雲が描いた月明かり』は、男装女子とツンデレ王子の禁断の愛を描いた極上のラブストーリーです!

笑顔がとっても素敵なパク・ボゴムさん&子役から美しい大人の女優に成長したキム・ユジュンさんの奇跡の共演は見逃せません。

時代劇なのに現代的な感覚で作られた、どこか身近に感じるセリフや美しい演出、胸キュンシーンも盛りだくさんで見終わった後に深い感動を残してくれます。

今回はそんな「雲が描いた月明かり」のあらすじとネタバレ含む感想・見どころを紹介したいと思います。

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雲が描いた月明かりのあらすじ

雲が描いた月明かり フォトエッセイ (韓国書籍)

母親の言いつけを守り、幼い頃から身を守るために男装をして男として生きてきたラオン(キム・ユジュン)は、恋愛相談家として生計を立てていた。

ある日、恋の代筆を頼まれていた依頼人の頼みでミョンウン公主(チョン・ヘソン)に会う事になったのだが、そこに現れたのはミョンウン公主の兄、世子のヨン(パク・ボゴム)だった。

ヨンから身分を明かせと迫られたラオンはヨンを落とし穴がある場所に誘導し、見事穴の中に落とす事に成功する。

しかし、ヨンの機転により結局ラオンも穴の中に引っ張り込まれてしまう。

そのような奇妙な出会いから始まったラオンとヨンだが、やがて、ラオンは借金取りに捕まってしまい、売られて宮中で内官試験を受ける羽目になる。

ラオンは試験に落ちて宮中から逃げ出せる事を期待するのだが、ラオンを偶然にも見つけてしまったヨンは、わざと内官の試験に合格させてしまう。

やがてヨンは、男性であるはずのラオンへの恋心に一人悩んでしまう自分に戸惑いながらも、その想いを打ち消す事が出来ない!

一方、ラオンのほうも徐々にヨンに恋心を抱くようになる。

しかし、自分はかつて王に逆らった謀反人の娘だという事実を知ってしまったため、どうする事も出来ない。

素性が分かってしまう前にヨンの元から消え去ろうとするラオンだったが…。

ある時は、宮中に渦巻く権力争いにも巻き込まれて、幾度も身を危険にさらしながらそれを乗り換えていこうとする二人の運命は…?

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雲が描いた月明かりのネタバレ含む感想

『ボーイフレンド』と言うドラマの中のパク・ボゴムさんがとってもチャーミングで素敵だったので、時代劇ではどんな風に見えるのだろう?と期待しながら楽しみに視聴しましたが、世子の衣装を身にまとった姿も本当にお似合いで、それだけでもこのドラマを見て良かったと思えたほどです。

チャーミングと言う言葉はどちらかと言えば女性に対する誉め言葉かな?と思うのですが、パク・ボゴムさんには不思議とこの言葉がピッタリなような気がします。

笑った顔はすごく可愛いし、口角を上げてちょっと意地悪そうな顔の時も、無邪気でいたずらっ子のような表情をしたかと思えば、甘いまなざしを投げかけたり、とにかく表現力が豊かで他の俳優さんには無いようなリアルな空気を感じてしまうのです。

きっと私生活もこのままなのではないだろうか?

そんな風に思ってしまいます。

時代劇を見ていると必ず登場するのが独特な赤い韓服を着た国王ですが、そのカッコいい国王が着ている正式な韓服の中でも最も格式が高いのは、九章服(クジャンボク)と言うもので9つの紋章が刺繍されています。

そしてこのドラマの中でパク・ボゴムさんが着ていた世子の青い色の正装は七章服(チルジャンボク)と言って国王の服に9つの紋章があるのに対して、2つ少ない7つの紋章がついているようです。

それぞれの俳優さん達による演技は元より、この王族の韓服もいつもながらとても見応えがありました。

ボゴムさんの相手役のヒロインはキム・ユジュンさんで、途中までずっと男装でしたが、『トンイ』や『太陽を抱く月』などで子役で大活躍していた子が本当に綺麗な女優さんに成長したな~と改めて感心しました。

男装の時には本当に可愛い青年に見えたり、女性姿の時には可愛さの中に美しさもあり、演技力も抜群で、安定感のある飽きのこない女優さんだなとこれから先も楽しみです。

ドラマの中でラオンの事を愛するヨンの他にもう一人、ユンソンと言う領議政の孫を演じたK-popアイドルのジニョンさんがいたのですが、このジニョンさんはとっても美形でどこか浮世離れした色気さえも感じさせられました。

そんな三角関係の中の一人を演じたジニョンさんは「実際、三角関係になったらどうしますか?」とのインタビューに「譲らない!彼(ユンソン)はもっと頑張るべきでしたね」と笑いながら答えたと聞いて、なかなか面白い人だなと好感が持てました。

もう一人、ヨンの友人でもあり護衛でもある、どこか陰のあるビョンヨンを演じたクァク・ドンヨンさんもかなりのイケメンです。

ビョンヨンと言う人物は、実はある理由から裏の組織に属していたのですが、大好きなヨンを裏切りたくないのにそれを実行せざる負えない境地に立たされて、でも結局は最後まで親友を裏切る事が出来ず、死を覚悟で身を投げ出してヨンを守る姿には本当に感動しました。

そして、要所要所で見え隠れしていたヨンの妹のミョンウン公主とドッコの恋もなかなか微笑ましかったと思います。

ドラマの最初のほうでのチョン・ヘソンさんは特殊メイクで極端に頬が膨らんで異常に太って見えたのですが、ダイエットに成功したと言う設定で、途中から別人のように美くしく変身して登場するのですが、その姿を見てドッコが「痩せてやつれてしまっては魅力を感じない」とショックを受けながらボヤく姿がすごく面白かったです。

物語は恋愛オンリーだけではなく、史実を織り交ぜながら宮中での権力争いなども描かれてあり、さすが韓国時代劇、要点もちゃんと押さえているな~と感心しながら最後まで楽しめました。

やはり10話を過ぎて後半になるほどどんどん加速して面白かったような気がします。

どんなにあがいても、悪者はいつか倒され、正義は勝つ!

見終わった後にとてもすっきりした気分にさせてくれました!

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雲が描いた月明かりのネタバレ含む見どころ①ドラマの人物と史実との関係

パク・ボゴムさんが演じた朝鮮王朝の王族のイ・ヨンは孝明世子(ヒョミョンセジャ)の事です。

孝明世子は23代王・純祖(スンジョ)の長男として1809年に生まれ、18歳の時、摂政をして名君の名を上げましたが残念な事に21歳の若さで亡くなってしまったそうです。

パク・ボゴムくんが演じた世子は史実では早死にだったのです。

そして、ドラマの中ではヨンの母親はヨンが小さい頃に亡くなってしまい、王が再婚して新しい王妃を迎えましたが、実際はヨンの母親である純元王后は68歳まで生きて王のほうが先に亡くなったので新しい王妃を迎えたということはなかったようです。

さらに、純元王后の父親である金祖淳(キム・ジョスン)は自分の娘が王妃である事を利用して、王以上に強い権力を持っていましたが、ドラマの中で登場するチョン・ホジンさんが演じたキム・ホンと言う領議政のモデルとなったのが明らかにこの金祖淳だったようです。

ラオンは謀反を起こした洪景来(ホン・ギョンネ)の娘として登場しますが、洪景来は歴史上では1811年に反乱を起こした時にすでに殺害されていたそうで、ドラマとは描き方が違っています。

しかし、「洪景来の乱」と言うのは当時の大事件だったようで、それをこのストーリーの中で生かしてあったのはさすがだなと思います。

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雲が描いた月明かりのネタバレ含む見どころ②ヨンの元を去るラオンの姿が切ない

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謀反人の娘である自分はどんなにヨンの事が好きでもヨンの前から消え去るしかないと決心したラオンは13話の中で「身の回りの事を全て自分が引き受け、一日中くっついてお世話したい」とヨンにお願いします。

ヨンには何も悟られず、「最後の思い出作り」をしようと、とびっきりの笑顔をするのですがその姿が本当に可哀想になります。

離れたところから、ヨンの寝顔をじっと見つめていると、それに気づいたヨンはラオンをそっと自分の布団の中に入れてやります。

そのまま眠りに落ち、目が覚めると隣にいたはずのラオンの姿がない!

部屋を見渡し姿を探すヨンの姿にはこちらまで胸が詰まってしまいます。

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雲が描いた月明かりのネタバレ含む見どころ③コスモス畑での最高のラストシーン

ドラマのロケ地の一つ、コスモス畑での最終回のキスシーンは幻想的でとても綺麗です!

優しいラベンター色の服に身を包んだ二人が愛を確かめ合う姿が最高にメルヘンチックです。

このコスモス畑は忠清南道扶余郡にあるチルジ公園がロケ地になっているそうですよ!

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雲が描いた月明かりのあらすじとネタバレ含む感想・見どころは?まとめ

主演のパク・ボゴムさんはルックスだけでなく、演技派俳優としても楽しませてくれます!

ある時は「遊び人」、家臣たちを困らせる「いたずらっこ」、「禁断の恋に悩む一人の男」、「ツンデレ」、またある時は「臣下達に毅然と立ち向かう世子」

色んな姿を見せている事から『ボゴムマジック』と言う言葉まで生み出されました!

主従関係で知り合った二人が徐々に惹かれ合い、禁断の恋に発展して行く本作は大ヒットして、「クルミ(雲)シンドローム」と言う現象まで巻き起こしたそうですよ~。

ドラマの放送日には約束をキャンセルしてまで帰宅する女子が続出したそうです(笑)

胸キュンと時代劇、両方を味わいたい人には特に最高のドラマだと思います。

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