黒騎士のあらすじとネタバレ含む感想・見どころは?

韓国ドラマ

2017年放送の『黒騎士』は、キム・レウォンとシン・セギョンのトップスターの共演により「不老不死」をテーマに前世から続く男女の激しい愛と過酷な運命が描かれており、ドラマの中での幻想的な雰囲気が漂う映像がいつまでも心に残る感動のラブストーリーとなっています。

視聴率も10%を越え、2017年のドラマ部門では話題性1位を獲得し熱狂的なブームを巻き起こした作品です。

今回はそんな「黒騎士」のあらすじとネタバレ含む感想・見どころをを紹介したいと思います。

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黒騎士のあらすじ

黒騎士~永遠の約束~ DVD-SET1 [ キム・レウォン ]

幼い頃に両親を亡くしたヘラ(シン・セギョン)は旅行会社に勤めているが、海外旅行をした事もないのに旅行者の出発までの世話をする自分に嫌気がさしていた。

そんな時、信頼していた恋人のジフン(キム・ヒョンジュン)が詐欺師である事が分かり検事だというのも大嘘だと発覚し別れることに‥。

その上、一緒に生活をしていた叔母のスッキ(ファン・ジョンミン)がヘラの全財産を勝手に使い込んでしまい住んでいる家まで失ってしまう。

度重なる不運に絶望したヘラは自殺をしようと薬をのみ、そのまま公園のベンチで倒れ込んでしまうのだが、意識がもうろうとする中、昔の事が走馬燈のように蘇ってくる。

まだ裕福だった幼い頃、両親とコートを作るためにシャロン洋装店に採寸に訪れたのだが、その後両親が亡くなったのでそのまま取りに行けなかった事を思い出す。

そのコートを取に行けばもしかすると運命が好転するのでは?と思ったヘラは古い記憶を頼りにまだ残っていた店を見つけ出す。

店のドアを叩き中に進むと、怪しい雰囲気が漂う美しい女性がまるでヘラが来るのを待っているかのように迎えた。

その女性は洋装店の社長のシャロン(ソ・ジヘ)だった。

ヘラはその女性からコートを受け取ったところで記憶を無くし、気づけば自宅だったので夢の中の出来事かと思ったが、傍らにはそのコートがかけてあった。

コートを着るようになってからのヘラは急に幸運が舞い込み、念願だった海外出張を任され大喜びするのだが、任された仕事というのはスロベニアで、ある写真家と一緒に行動を共にし会社に協力をしてくれるよう説得をする事だった。

現地に到着し、写真家と思わしき人物を見つけ計画通り任務を遂行するヘラだが、写真家だと思ったその男性はヘラの勘違いで本人ではなかった事が発覚する。

一方、ヘラの幼馴染のスホ(キム・レウォン)も幼い頃に科学博士だった父と母を亡くし、父の友人でヘラの父親のチョン社長(イ・スンヒョン)に救われヘラとまるで兄妹のように育てられてきたが、ヘラの父はスホの事をただ利用していただけだったという事が分かり深く傷ついてしまい黙って家から出て行ってしまった。

やがて異国の地で実業家として成功したスホだが、ヘラとの約束を守るため、毎年、クリスマス時期の一か月間は自分がオーナーでもあるスロベニアの古城で休養を兼ねてヘラの事を待ち続けていたのだが、ヘラが写真家だと間違った相手がまさしくスホだった。

その後ヘラは帰国、そしてスホは仕事で韓国に戻り、しばらくして二人はお互いを必要とし交際が始まる。

時は朝鮮時代、ブニ(現世ではヘラ)とミョンソ(現世ではスホ)は当時お互いに好き合っていたのだが、ミョンソはソリン(現世ではシャロン)と政略結婚をしてしまう。

ミョンソと政略結婚した妻のソリン(現世/シャロン)は、一度も夫に愛されなかったため嫉妬に狂い、二人が一緒にいるところを見つけて焼き殺してしまう。

その時ブニは「永遠に九泉の鬼となりさまよえ」とソリンに呪いをかけた事により、ソリンは人間でも化け物でもない不老不死の姿で200年以上も生き続けていた。

ソリンのミョンソへの思いは何百年経っても消える事はなく、現代に生まれ変わっていたミョンソ(スホ)を偶然見つけたソリンは今度こそは愛されたいとブニ(ヘラ)との仲を引き裂き自分のものにしようとする。

朝鮮時代からの悪縁で結ばれたヘラとスホとシャロンの三人。

さらに、シャロンと運命共同体で呪いをかけられ不老不死のまま生き続けてきたもう一人の女性ベッキ(チャン・ミヒ)と彼らとの関係は?

転生により再び蘇る悪縁をヘラとスホはどう切り抜けていくのか?

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黒騎士のネタバレ含む感想

転生と悪縁をテーマにし、現代と朝鮮時代のシーンが交互に流れてとても見応えがあり、説明も分かりやすかったので比較的すんなりと理解出来て最後まで先が気になり面白く見る事が出来ました。

前世で愛し合っていた二人が現世で再会し、その仲を引き裂き自分のものにしよとする200年以上生きている女との因縁対決が面白かったです。

ヘラ役のシン・セギョンさんはとても綺麗で最後まで目の保養になったのですが、ビジュアル的には背の高いキム・レウォンさんにはシャロンを演じたソ・ジヘさんとのカップルのほうがお似合いのようにも思えました。

ソ・ジヘさんはとにかく美しくて、一人の男性への思いを何百年も持ち続けるシャロンの執念を見事に熱演されて最高でした。

スホはヘラに一途の愛を貫き、どんなにシャロンが誘惑しようとしても相手にもしないところにとても胸が熱くなりますが、明るいヘラが時には憂いのある表情でスホを見つめる姿もとても印象に残りました。

そんな二人を見るとますます嫉妬し、仲を引き裂こうとさらに悪事を重ねてしまうシャロンは結果的にはすべてが裏目に出て終盤に近づくに連れ逆に気の毒にも思えます。

200年も生きていたのならスホのように素敵な男性はきっと現れたはずだと思うのに!と言いたい所ですが、これがドラマと言うものですよね。

そして、あれほど若くて美しかった彼女の終わり方はあまりにも残酷で衝撃的なものでした。

スホはと言えば、シャロンから胸を刺されたので死んでしまうのかとドキドキする場面もありましたが、そのナイフにはある力が宿っていたので命は助かったものの今度は違う問題が発生してしまい、邪魔をするシャロンが居なくなってからも二人の苦難が続いてしまったと言う点が可哀想で仕方がありません。

何十年かは共に過ごす事は出来て二人にとっては幸せだったのかもしれませんが最後のシーンでのヘラの姿はとても胸が傷みました。

そして、スホはこの先どうなっていくのか…?

何だかスッキリとした気持ちになれない終わり方だったので、その後の事がとても気になり胸のつかえが残ったような気持ちになったのも事実です。

しかしこのドラマはキャラの濃い人物が多く登場し、内容もスホとヘラとシャロンの三角関係の事だけに留まらず、サスペンス要素を交えた複雑な人間関係が絡んでいたので見応もあり強く心に残る感動作でもありました。

そして、甘いマスクのキム・レウォンさんはドラマの中でもいつも穏やかで大人で優しく愛情たっぷり溢れて本当に存在感のある素敵な俳優さんでした。

まさに「黒騎士」にピッタリです。

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黒騎士のネタバレ含む見どころ①どの場面の映像もとにかく美しい

見どころは何といってもその映像美です。どの場面もとにかく美しいんです!

171206 새 수목드라마 흑기사 선공개 티저 ㅣ KBS방송

オープニング曲がとても神秘的で重厚感のあるパイプオルガンの音色がこのドラマのミステリアスな部分とよくマッチしています。

冒頭では目的地である崖の上の古城に向かって長いカーブの緑の中を颯爽と車で走っていくサングラスのとてもよく似合うスホを演じるキム・レウォンさんの姿が最高に眩しいです!

空から写す美しいスロベニアの街のオレンジ色の屋根が視界に飛び込んできて、古城の中や周辺の景色など、とにかく壮大で映像も最高に綺麗で臨場感たっぷりに楽しめます。

シャロンが経営する洋装店の中もまるで映画のワンシーンを見ているかのように豪華で美しく広い空間が広がっています。

その中で洋服をデザインして仕立てるシャロンの姿もまさに絵になっています。

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黒騎士のネタバレ含む見どころ②何故200年以上も不老不死で生き続けなけらならないのか?

登場人物が美男美女ばかりでとにかく絵になるドラマですが、不老不死のシャロンとベッキの存在がドラマの鍵を握る重要人物となっています。

不老不死になってしまった理由については、あらすじの中でも少し触れていますが、朝鮮時代に大罪を犯してしまった事でした。

シャロンは朝鮮時代はソリンと言う名前の良家の娘で、ヘラはブニと言う名前でその家の使用人をしていたのですが、ソリンは美しくて賢いブニの事が大嫌いでした。

ある時は、ちょっとした事件での腹いせから、焼ごてをあててブニの頬にやけどを追わせるなど、とにかく目ざわりで仕方がなかった様子。

そして、ついには夫とブニが居る所を見つけた時に、二人を焼き殺してしまいその罪を背負って不老不死の身体になってしまったのです。

一方、当時、子供が出来なかったベッキは夫の新しい婦人に子供が生まれた事を知り、子供を取り換えると言う大罪を犯したために不老不死の身体になってしまったのですが、その子供達が誰だったかと言うのがストーリーを一層複雑に奥が深いものにしています。

シャロンが悪事を重ねるたびに二人の身体に恐ろしい呪文のような入れ墨が浮かび上がるのも不気味です。

ちなみにベッキはシャロンとは違い本当は心優しい穏やかな人物で、現世では今度こそスホとヘラに幸せになって欲しいと切に願い、暴走するシャロンをいつも必死で抑えようとしてくれる頼もしい人物です。

ベッキの仕事は調香師と文化遺産の解説者なのですが、その当時に起きてしまった出来事をベッキの講演の中から分かりやすく知る事が出来ます。

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黒騎士のネタバレ含む見どころ③スホとヘラの父親の死の謎

愛憎劇と平行してサスペンスも描かれています。

手広く事業を広げているスホですが、ある日、スホが管理する建設現場で白骨遺体が発見されます。

その人物はDNA鑑定の結果、ヘラの父親だと断定されたのですが、一方で、スホの父親も過去に不審火により亡くなっています。

これらの犯人の目星はドラマの中ですでについているのですが、その人物の罪がいつどんな形で最後は誰によって証明されるのか?

この辺りにも注目して見て欲しいと思います。

シン・セギョンさんは、このほかにも沢山のドラマに出演されています♪

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黒騎士のあらすじとネタバレ含む感想・見どころは?まとめ

「不老不死」や「悪縁」などと聞くと暗いイメージにも取れそうですが、このドラマはコメディも入り混じって、時にはチャプチェを作るシーンもあったりで、隣の家庭を覗き見しているような感覚にもなり気楽に分かりやすく楽しめるものとなっています。

「年を取らずいつまでも綺麗なままで死なない」と言う部分だけを取れば羨ましいとさえ思えてしまいそうですが、愛する人が全て周りから居なくなり自分だけが死ねずにいつまでも生き続けなくてはならない苦しみが描かれているこのドラマを見てから、「人が自然に老いて亡くなる」と言う事は逆に言えば普通に幸せな事なんだろうなと考えさせられました。

主演キャストたちの美しさにも最高に癒されるこのドラマを是非見ていただきたいです。

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