マクチャンドラマという言葉を知っていますか?
日常では予想できないドロドロな人間関係の愛憎劇や、ジェットコースター並みのストーリー展開のドラマのことです。
2019年の愛憎復讐劇視聴率第1位を獲得した「左利きの妻」がまさにこのマクチャンドラマ。
ドロドロの韓国ドラマ好きな方にはおなじみの、思わず「胃が痛くなる」ような「左利きの妻」のあらすじとネタバレ含む感想と見どころをお伝えします。
103話もあるドラマですが、ついつい先が気になって止まらなくなりますよ。
左利きの妻のあらすじ
サナ(イ・スギョン)の夫スホ(ソン・ウォンソク)は、新婚旅行中に姿を消してしまう。
というのも、スホと同じ孤児院で育ったエスター(ハ・ヨンジュ)が、自分の交際相手であり財閥の後継者候補のドギョン(キム・ジヌ)とともに事故に巻き込んだため。
実はエスターはドギョンの子を妊娠したが、それを告げると別れてくれと迫られていた。
事故の結果ドギョンは死に、スホは意識不明の状態に。
エスターは自らが財閥の一員として生きのこるため、後継者の座をドギョンと争っていたナムジュン(チン・テヒョン)と共謀して、スホの顔をドギョンの顔に整形させるのです。
5年後ドギョン(元々はスホ)がついに目を覚ますも記憶喪失。
お互いどこか懐かしい感情を抱くサナとドギョン。
悪事がバレないように裏工作に奔走するエスターとナムジュン。
4人の男女の愛の行く末からも目が離せません。
左利きの妻のネタバレ含む感想と見どころ①/不屈の精神を持つ主人公サナ
サナは何があっても諦めない不屈の精神を持つ主人公です。
夫が行方不明になった後も、ただひたすらに夫を探し続けます。
耐え忍ぶだけでなく、スホの腎臓移植のドナーになるために内緒でサナが婚姻届を出していた、という行動には驚きです。
このような大胆な行動に出る反面、スホに「キスしてよ〜」と甘えてしまう素直なサナ。
パワフルなサナだったから乗り越えられたのかもしれません。
左利きの妻のネタバレ含む感想・見どころ②/やられたらやり返す!
どこかで聞いたようなセリフですね…。
このドラマでも数々の大げんかシーンが登場します。
髪の毛のひっぱりあい、往復ビンタ、殴り合いから極めつけは怒って机の上の書類をバッサーと落としてわめく!
私が一番印象に残っているシーンは、サナとエスターがもみ合うシーンです。
サナはドギョンとホテルで寝たふりをしてエスターを騙しておびき出します。
罠にかかったエスターは、まんまとドギョンの正体に関する重大な証言をしゃべり、サナは録音に成功。
その録音機をうばい合う二人はお互いにやられたらやり返すの精神でソファの上で壮絶な大げんか。
サナの「期待して、私もこれ以上やられっぱなしではいない!」という宣戦布告をするシーンではスカッとします!
左利きの妻のネタバレ含む感想・見どころ③/何回やるの?うまくいかないDNA鑑定。
マクチャンドラマによくあるDNA鑑定。
歯ブラシ、髪の毛をこっそり回収してフリーザーバッグのようなものに入れて検査依頼したものの、ことごとくねつ造、すげ替えが起きてなかなか真実にたどり着けない。
まず一番応援したいのは自分の正体をつきとめたいドギョン。しかし、鑑定結果はエスターにねつ造されます。
そしてドギョンの母エラ(イ・スンヨン)も自分とドギョンの親子鑑定を依頼。
もうお分かりですね。
こちらも事実を知られたくないエスターとナムジュンに邪魔されてしまいます。
私はDNA鑑定=うまくいかない、と寛容な気持ちで見守ることにしています。
左利きの妻のネタバレ含む感想・見どころ④/散りばめられた手がかり。
サナがドギョンの正体の核心に近づいていくための重要な手がかりがいくつかあります。
- スニーカーの紐の結び方:ドギョンの靴ひもの結び方がかつてスホが結んでくれた方法と同じ。
- サナの香りと聞き憶えのあるやさしい言葉:サナに抱きしめられた時に何かを思い出すドギョン。
- スホのアレルギーとドギョンの血液恐怖症:ドギョンは退院祝いに魚を食べ、以前にはなかったアレルギー症状を起す。また、血液嫌いであったドギョンが医学の知識があり、けが人の応急処置をする。
- 左利きの腕時計:色々と事件がありすぎて、「左利き」がなにかを忘れていましたが、サナは左利きです。新婚旅行中に2人はおそろいの腕時計を交換しますが、スホの遺体がつけていた遺品の腕時計は右利き用でした。サナはこの腕時計はニセモノで、スホは生きていると確信します。
これを少しずつ紐解いていくから、目が離せなくなるんです。
左利きの妻のあらすじとネタバレ含む感想と見どころのまとめ
次から次へとサナに降りかかる難題に、「え?また」と長いことハラハラの連続。
しかし一方でサナが一人でスホのぬくもりを思い出しながら闘う姿や、ドギョンがサナに対して徐々に抱く優しい気持ちや温かい言葉にホッとしていました。
胃が痛くなりながらも早く続きが見たくなる、そんなオススメドラマです。