ここに来て抱きしめてのあらすじとネタバレ含む感想・見どころは?

韓国ドラマ

「ここに来て抱きしめて」は「マイ・ディア・ミスター」でその演技を注目されたチャン・ギヨン初の主演作品で、2018年の「MBC演技大賞」では5冠を獲得しました。

狂気的で美しい「ここに来て抱きしめて」のあらすじとネタバレ含む感想・見どころをご紹介します。

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ここに来て抱きしめてのあらすじ

ユン・ナム(ナム・ダルム) は、自分の住む町に引っ越してきた有名女優を母に持つキル・ナグォン(リュ・ハンビ)に出会い、お互い一目で惹かれ合う。

ナグォンの両親にも気に入られ、一家と親しくしていたナム。

だがナムを偏愛していたヒジェはそれが気に入らず、ナグォンの両親を殺害してしまう。

お互い想い合っていたふたりが、殺人犯の息子と被害者の娘という立場になり離れ離れに…

父親を通報し刑務所送りにしたナムは、チェ・ドジン(チャン・ギヨン)と名を変え警察学校へ。一方、ナグォンはハン・ジェイ(チン・ギジュ)という名で女優の道を歩んでいた。

そんなある日ドジンとジェイは偶然再会する。

ヒジェが自叙伝を出したことにより、二人はマスコミにさらされることになる。

殺人犯ヒジェの歪んだ愛情。真相を突き止めたいマスコミ。

被害者とその家族、またドジンとジェイはどういう運命を辿るのか?

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ここに来て抱きしめてのネタバレ含む感想

こんなに狂気的で美しい作品は、他に見たことがありません。

重いテーマにもかかわらず見入ってしまうのは、恐怖だけでない美しさがあったからだと思います。

狂気的なヒジェのサイコパスなシーンは、薄気味悪くゾッとするような描写。

ホ・ジュノの演技の素晴らしさも相まって、ただ立っているだけで恐怖を感じます。

対して、ナムとナグォンの時間はまるで絵画のような美しさです。

時が止まっているかのような、またナム・ダルムくん(学生時代)の優しいまなざしに胸がきゅっとなります。

ナグォンの、はつらつとして無邪気でストレートな愛情表現も愛らしかったです。

降りしきる雨の音、桜が舞い散っているのもまるでセリフのようで、ストーリーだけでなく映像美も楽しめる作品ではないでしょうか。

回想シーンとして、学生時代のナムとナグォンが何度も出てくるだけでなく、現在と過去がリンクしているのも重くなりすぎない点だと思います。

個人的には、義母のオクヒ(ソ・ジョンヨン)に胸アツでした。お母さんにはめっちゃ泣かされたー!

ヒジェの子であるナムとナムの兄ヒョンム(キム・ギョンナム)を、実子のように心配し大事に想っていること。

体を張ってヒョンムを守る姿。

行動や言葉にして愛情を伝えることの大事さを教えてもらいました。

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ここに来て抱きしめてのネタバレ含む見どころ①天才子役ナム・ダルム

子役と言えばこの子!と言っても過言ではないくらい、数々の作品に出演されていますよね!

もう大きくなってきたので子役とは言えないかもしれませんが、中学時代のナムを演じています。

妹のソジンの面倒を見る優しいお兄ちゃんで、とてもやわらかい表情をするんです。

かと思えば、ヒジェからナグォンを守るときの力強いまなざし。

さらに愛おしくも少し切ない表情。

セリフは少ないのに、ダルムくんの表情が素晴らしくて”目は口ほどにものを言う”とは、まさにダルム君の演技のことかもしれません(笑)

そのくらい見入ってしまい目が離せません。

近いうちにダルム君の主演作品が見られるかもしれませんね!

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ここに来て抱きしめてのネタバレ含む見どころ②ナムの兄ヒョンム(キム・ギョンナム)

ナムとは異母兄弟で仲も悪く、まるで真逆の性格!

なにより父親のヒジェに認められたくて、ナムを殺そうと刺してしまうほど。

でもヒジェの模倣犯が出現したことにより、ヒョンムは強がっていただけというのが兄弟にバレるんですよ。

以前の暴力ヒョンムならきっと誰かを殴る蹴るしていたはずですが、強がりヒョンムは居心地悪そうに視線を逸らすんです。

そのヒョンムの感情の変化には、ぜひ注目していただきたいです。

また、ナグォンにも養子の兄がいるのですが、ヒョンムとは同級生で冷静沈着な優等生です。全く違うようなふたりですが、意外に共通点があるというのも面白い点でした。

ちなみに、ヒョンムを演じたナム・ギョンナムさんはカメレオン俳優としても有名で、「刑務所のルールブック」にも出演されています。

このドラマとはまた違った役どころが楽しめます。

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ここに来て抱きしめてのネタバレ含む見どころ③ナムとナグォンの恋模様

それは儚く淡い青春の一コマではなく、大人になってもずっと続いていくもの。

加害者の息子と被害者の娘という難しい立場にいる二人だからこそ、思いのままに生きていけない葛藤。

離れ離れになって、偶然再会したのだって、本当は飛び上がるほど嬉しかったはずなのにそれも出来ない。

なんてつらい恋なんでしょうか…ふたりの幸せを願うばかりでした。

ナムの「もしモンスターの子に生まれなかったら平凡に生きられたのだろうか?」そしてナグォンの「彼は私の世界を壊したモンスターの息子。それでも唯一の救いだった」

という言葉が、二人の関係を上手く表しているように感じました。

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ここに来て抱きしめてのあらすじとネタバレ含む感想・見どころは?まとめ

暗く重いシーンも多いですが、美しさや家族の大切さを感じられる作品です。

桜の花びらがまるで吹雪のように舞う、今の季節にもピッタリじゃないでしょうか。

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