記憶~愛する人へ~のあらすじとネタバレ含む感想・見どころは?

韓国ドラマ

「記憶〜愛する人へ〜」は「みせん〜未生〜」のイ・ソンミンさんと野獣アイドル2PMジュノさん共演の心温まるヒューマンドラマです。

仕事もプライベートも忙しいあなたに、突然予期せぬ絶望的な不幸がおそいかかってきたらどうしますか?

日本でも、中井貴一さん主演で2018年にリメイクされています。

今回はそんな「記憶〜愛する人へ」のあらすじとネタバレ含む感想、見どころを紹介します。

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「記憶〜愛する人へ〜」のあらすじ

パク・テソク(イ・ソンミン)は次々と勝訴を勝ち取るやり手の弁護士。

しかし、仕事が忙しすぎて家庭のことはあまり顧みず、妻のヨンジュ(キム・ジス)は文句を言わなかったものの内心寂しさを感じていた。

実はテソクは15年前に別の女性ナ・ウンソン(パク・ジニ)との間にいた子供をひき逃げ事故で亡くしており、その犯人はいまだに捕まっていない。

一方、テソクの部下である新人弁護士のチョン・ジン(ジュノ)は彼の強引な仕事のやり方に不満を持っており、退職届を提出する機会を日々うかがっていた。

ある日、テソクは軽い衝突事故を起こしたのでMRI検査を受診し、アルツハイマー病だと宣告される。

すぐには受け入れることができず、一人悩むテソクだが、症状は徐々に進行し、仕事や日常生活にも少しずつ影響が出てきて周囲も異変に気づく。

残された時間をどう過ごすのか、テソクは闘う。

ジンと「職場恋愛はしないの!」とツンデレな秘書ソナ(ユン・ソヒ)との恋の行方も気になります!

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記憶〜愛する人へ〜のネタバレ含む感想

とにかくあらゆる場面で色々と自分に置き換えて泣きました。

アルツハイマーだと宣告され、テソクが必死に前向きに仕事をこなす姿に潔さとかっこよさを感じました。

物語の中で、「不幸はなんの前触れもなく訪れるのだ。静かに忍び寄り、準備する時間すらくれない」という言葉が出てきます。

まさにまるで天罰かのように、テソクにも不幸が訪れるのです。

しかし、テソクの周りの人たちがそれぞれの目線で彼が困らないように支えます。

私は特にテソクを慕うソナの優秀な秘書としての機転の良さと強さが印象的でした。

ヨンジュから病名を聞き、トイレで泣くソナ。

家族以外の会社の上司のために涙を流して心を痛めるソナとテソクの関係も素敵だと思いました。

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記憶〜愛する人へ〜のネタバレ含む見どころ①魅力的な実力ある若手俳優たち

主役のイ・ソンミンさんをさし置いて注目して欲しい2人がいます。

まずは本ドラマがドラマ初出演にもかかわらず、テソクの右腕となる新人弁護士を爽やかに演じていた2PMのジュノ。

ちなみに2017年の「キム課長とソ理事」では冷徹な元エリート検事役ですが、コミカルタッチのドラマでこちらもオススメです。

また、初主演のドラマ『ただ愛する仲』のレビューはこちらにまとめています。

少し暗いのですが、ジュノを堪能したい人にはとてもお勧めです。

ジュノさんをもっと知りたい方は、こちらのページも是非読んでみてください。

2021年3月に無事兵役を終えられたので、今後ますますの活躍が期待されます!

そしてもう1人はテソクの息子(ジョンウ)役のナム・ダルムさん!

彼は子役から活躍しており、数々のドラマでの主人公の子供時代の役や、知的で穏やかな高校生役がお似合いです。

父親の異変に気付き、動揺し号泣する姿は涙を誘います。

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記憶〜愛する人へ〜のネタバレ含む見どころ②主役を若手ではなく中年俳優にしたこと

「ミセン−未生―」のオ課長役で、すっかり声の大きな部下思いの上司のイメージが定着してしまったイ・ソンミンさん。

弁護士の時の精悍な顔つきと、症状が出て、気づいた時のポカンとした顔のギャップが、さすがの演技力だなと思いました。

「主人公がアルツハイマー病」というとあまり前向きな物語を連想させませんが、この物語はあまり悲壮感がただよっていません。

それはテソクがもともと優秀でやり手の弁護士であり、病気までもやっつけてしまおう、というパワフルさがあるからだと思います。

中年のおじさんが病気を吹っ飛ばすくらいに仕事に家庭のことに奮闘する姿は応援したくなりますよね。

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記憶〜愛する人へ〜のネタバレ含む見どころ③緊迫した保護者会

学校でいじめにあっているジョンウはついに耐えかねずに、相手の頭を石で殴ります。

いじめっ子の親の理事長はじめ、職員や保護者や生徒たちが集められたこの保護者会のシーンは傑作です。

理事長側はとにかく暴力は許せないと、一方的にジョンウが悪いと攻め立てます。

しかし、反撃に出るテソクはさすが弁護士。

いじめた生徒たちを責め、彼らをかばう教員たちに対する反論シーンはみごとでした。

そしてジョンウに対して、仕事が忙しすぎて、息子が苦しんでいることに気づけず、暴力に対して暴力でしか抗えなかった息子に対して父親として恥ずかしくて申し訳ない、と言います。

この一件以降、テソクは父親としての信頼を取り戻すのです。

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記憶〜愛する人へ〜のネタバレ含む感想と見どころのまとめ

人は忙しすぎたり、金の猛者になってしまうと、一番大切にしなくてはいけない人たちの存在を忘れてしまうのかな、と思いました。

そしてその大切な人たちに助けられ、普段気づかなかった優しさや温かさ、絆を感じるのは病気になってから、というのはなんとも皮肉なことですね。

悲しいけれど、見終わったあとには優しい気持ちに包まれる、そんな素晴らしいドラマです。

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