ムーブ・トゥ・ヘブンのあらすじとネタバレ含む感想・見どころは?

韓国ドラマ

「ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士です」は、「愛の不時着」で注目を浴びたタン・ジュンサンと、「シグナル」「模範タクシー」で抜群の演技を見せてくれるイ・ジェフンのケミストリーが心地よいヒューマンドラマです。

2021年第3回アジアコンテンツアワードでベストクリエイティブ賞を受賞し、イ・ジェフンが今年の男性俳優賞、作家のユン・ジェリョンが作家賞を受賞し、3冠王となりました。

今回はそんな「ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士です」のあらすじとネタバレ含む感想・見どころをご紹介します。

スポンサーリンク

ムーブ・トゥ・ヘブンのあらすじ

アスペルガー症候群のハン・グル(タン・ジュンサン)は、父ジョンウ(チ・ジニ)と共に「ムーブトゥヘブン」という会社で遺品整理の仕事をしている。

だがある日、最愛の父が急死してしまう。

残されたグルに、後見人であるという叔父のチョ・サング(イ・ジェフン)が現れた。

3か月グルと共に生活し、適正かどうか判断するという。

突然の変化に戸惑うグルだったが、サングとの同居がスタートする。

幼馴染のナム(ホン・スンヒ)は、チンピラのようなサングを警戒し、今まで以上にグルのことを心配するのだった。

父と一緒に行っていた遺品整理の仕事を続けるグル。残された遺品からは、その人々の人生が垣間見れる。

またサングは、ジョンウから受け継いだ、故人の想いを届けるグルの姿を見て少しずつ理解していく。

サングは無事にグルの後見人として認められるのだろうか?

スポンサーリンク

ムーブ・トゥ・ヘブンのネタバレ含む感想

全10話で1話が1時間もないので、サクッと観れるなぁと思っていたのですが…1話から泣きました。

これはサクサク見るというよりも、ゆっくり見るべき作品だと感じました。

というのも、1話でジョンウが亡くなってしまったのがショックで…

チ・ジニの温かい笑顔と優しい声質が、グルのことを愛おしくて仕方ないジョンウの様子をさらに引き立てていて、さすがチ・ジニ!と引き込まれていただけに悲しかったです。

ジョンウがグルに最後に伝えた言葉が「父さんはいつでもグルのそばにいるよ、忘れるなよ」だったので、まるでこれが最後だと連想させるようなシーンにも思えましたが、きっとジョンウは頻繁にそうやってグルに想いを伝えていたのでしょうね。

しかもそれを手話で伝えていたのがたまらなかったです。

グルはこの時のことを何度も何度も思い出します。

グルが混乱するたびに出てきてくれて、「父さんはいつでもそばにいます」と何度も言うグル。

大事な人を亡くされた方ならお分かりになるのではないでしょうか。グルの言うように、ずっと心の中で生き続けていますよね。

変化が苦手なグルが、父を亡くしサングと同居するという突然の環境の変化をグルなりに受け入れ、変わっていこうとしていて、それを見ているサングもどんどん変わっていく。

このグルとサングの関係性もとてもいいです!

サングは闇試合で戦うボクサーで、よくケガをして帰ってくるのですが、それをグルは見逃しません。

過去に遺品整理をした亡くなった方のことやお父さんのことを思い出して、手当をしないと死んでしまうと不安になるようです。

出所したてのサングはトゲトゲしく硬い表情でしたが、グルの愛情をうけて過ごしているうちに段々と柔らかくなっていく変化が素晴らしくて、イ・ジェフンの役者魂を感じました。

他にも、脇を固める役者さんも演技力のある方々ばかりなので、要チェックですよ!

スポンサーリンク

ムーブ・トゥ・ヘブンのネタバレ含む見どころ①遺品整理士という仕事

普段生活していてなかなか出会うことのない職種なので存在自体を知らず、こういうお仕事があることを初めて知りました。

グルはただ荷物を整理して部屋を片付けるだけでなく、思い出や大切なもの、そして故人が伝えたいことを「黄色い箱」に詰めて遺族の方に渡しているのですが、そういった思いやりはジョンウから学んだことです。

どんな時でもジョンウの人間性が素晴らしすぎて泣く( ;∀;)

私もこんな風に愛情をもって育てたいなと、いい刺激になりました。

作業を始める前には必ず自己紹介をし「あなたの最後の引っ越しを手伝います」と言うのですが、この「最後の引っ越し」という言葉がとても好きです。

故人を思う気持ちが込められているようで、とてもあたたかく優しい気持ちになれました。

私がもしこの世を去ったら、あの黄色い箱には何が入るのかな?と想像してしまいました。

スポンサーリンク

ムーブ・トゥ・ヘブンのネタバレ含む見どころ②特別な子のグル

アスペルガー症候群でしたが、検事の名刺を一発で覚えたり、説明書の種類もちゃんと頭に入っているほど、ズバ抜けた記憶力を持っているグル。

物の配置もきっちり決まっていて、こだわりがとっても強いんです。

お父さんのものはお父さんのもの。だからサングが同居することになった時もお父さんの部屋はもちろん、食器も使わせてもらえませんでした。

このグルを、タン・ジュンサンが見事に演じていて、グイグイと引き込まれました。

「愛の不時着」とは全く違う姿を見せてくれて、今後の活躍に注目したい役者さんです!

また、グルを「特別な子」と言って傍で見守っている救世主のような幼馴染のナムは、「サングは後見人にふさわしくない!」と反論しますが、オ弁護士から「ナムがいるから心配していない」と言われます。

ナムはそれくらい信頼されていて、実際にグルもナムには心を許している部分があります。

そんな特別な子であるグルとナムが2人で自転車に乗るシーンは、最高に可愛いかったですよ!

スポンサーリンク

ムーブ・トゥ・ヘブンのネタバレ含む見どころ③兄と弟

ジョンウとサング、この二人が兄弟だなんて、全然似てない!

イ・ジェフンのその髪型やだー!!と、最初こそ違和感しかなかったのですが、段々見慣れてくるので大丈夫です(笑)

あのサングの後ろ髪伸ばしスタイルは、イ・ジェフンが自分から提案したそうで結構びっくりしました。

だけどボクサー役だからなのか、体はバッチリ決まっていましたね!サングの過去のボクサー時代の“弟分”とのストーリーも必見です。

そして、兄弟であるジョンウとサングの関係も段々と明らかになっていきます。

サングがジョンウを恨む理由や離れ離れになった理由。

ジョンウはサングをずっと思っていたし、ずっと探していたし、あの日叶えられなかった誕生日を祝いたくて、幼いサングの願い事を何年も何年も祝い続けていたというのがわかった時は、サングと一緒に泣いてしまいました。

ジョンウという人間が完璧すぎて、もはや神レベルです。

スポンサーリンク

ムーブ・トゥ・ヘブンのあらすじとネタバレ含む感想・見どころは?まとめ

見終えた後にじんわりと心が温かくなる、そんな作品です。

最後は続きがありそうな終わり方だったので、続編に期待してしまいますね!

人生というのはひとりひとり違うもので、人それぞれに物語があって、どの物語においても自分自身が主役なんですよね。

一生に一度の人生ですから、自分なりに良かったと思える人生を歩んでいきたいですね。

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました