2019年に放送された「椿の花咲く頃」は、その年のKBS演技大賞や2020年百想芸術大賞で賞を総なめするほどウェルメイドドラマ(出来や構成の良い作品)として認められた作品です。
そんな「椿の花咲く頃」ですが、視聴していくと、ラブあり・家族愛あり・サスペンスあり、の盛りだくさんの内容に驚く人も多いはず!
中でもその「椿の花咲く頃」というタイトルからは想像もできないサスペンスについては、その犯人と動機が気になる人も多いはず!
今回はそんな「椿の花咲く頃」のあらすじと犯人(犯人役)についてご紹介します。
椿の花咲く頃のあらすじ
オンサンには未解決の連続殺人事件があった。
犯人は“ジョーカー”と呼ばれており、皆に恐れられ不気味がられていた。
そんな中引っ越してきた、ドンベク(コン・ヒョジン)と息子ピルグ(キム・ガンフン)。
ドンベクはここで「カメリア」という名のスナックをオープンするのだが、突如現れた未婚の母子の登場に街の住人たちは戸惑いを隠せず、妬みと偏見を持って接してしまう。
ドンベクは教会で知り合ったエステティシャンのグモクの店へ行った際、“ジョーカー”の犯行を目撃することになる。
幸いスプリンクラーが作動し難を逃れたドンベクだったが、“ジョーカー”の発した独特な咳を忘れることはできなかった。
それから数年後。
ソウルからオンサンに左遷になった警察官のヨンシク(カン・ハヌル)。
そこで偶然ドンベクに出会い一目ぼれしたヨンシク。
ドンベクも彼のひたむきさに心を奪われるようになるのだが、踏み切れずにいた。
二人の恋の行方は?
果たしてジョーカーはいったい誰…?
椿の花咲く頃の最終回/犯人は誰⁈
一連の事件の犯人、すなわち“ジョーカー”はズバリ「フンシク(イ・ギュソン)」です。
最初はフンシクのお父さんに疑惑の目が向けられていました。
ヒャンミの爪から検出されたDNAはお父さんのもので間違いない!と、物語は進んでいくのですが、長年足が悪く(実は治っていた)制限された生活をしていて、カメリアの常連ではないという点が、ヨンシクはずっと腑に落ちなかったんです。
お父さんは息子(フンシク)が殺人を犯しているのを知って「息子が怪物だとしたら、育てた俺が責任を取らねば」と、罪をかぶろうとしたのでした。
そもそも、フンシクが殺人を犯した動機というのが、自分のプライドを傷つけられたことや、劣等感を抱えていたことでした。
- お釣りを渡そうとしたら、まるで汚いものを見るような目で見られて頭にきた
- 水道修理に行った先のお客さんにバイ菌扱いされた
- 子供にバカにされた
などなど。
そんなことで人を殺してしまうなんて信じられませんが、フンシクはそう思い込みカッとなり殺害してしまったのです。
あまり目立たず物静かで、殺人なんてしそうにないフンシクの表情が変わっていく様や、自分が捕まった後に開き直りヨンシクに対しこう言い放ちます。
「ジョーカーはどこにでもいる。誰でもなりえるし、また現れる」
このセリフにはぞっとするものを感じたし、「誰でもジョーカーになり得るのか」と考えさせられました。
でも、その後のヨンシクのセリフでその不安も吹き飛ばされました!
「悪人よりも善人の方が多い。どうあがいても頭数で勝てない」と反論し、韓国の国民性という力強さを見せつけられたような気がしました。
椿の花咲く頃の最終回/犯人役は誰⁈
このドラマの犯人はフンシクだったわけですが、このフンシクを演じた役者さんは、イ・ギュソンさんという役者さんです。
- 本名:イ・ルム
- 生年月日:1992月2月16日
- 身長:175cm
- 出身校:京畿大学演劇科
キム・スヒョンさん、ソ・イェジさん、オ・ジョンセさんが出演された「サイコだけど大丈夫」では、オ・ジョンセさん演じるムン・サンテの子供時代の役を演じています。
子供時代の役にも関わらず、イ・ギュソンさんは1992月2月16日生まれなので、28歳で子供時代を演じたことになります。しかも、ムン・サンテは自閉症であるために、自閉症の子供役という難しい役を演じています。
フンシクとは全く違った雰囲気です!
また、「椿の花咲く頃」で共演したオ・ジョンセさんとは、2020年「サイコだけど大丈夫」の他に2018年「スウィング・キッズ」、2019年「真心が届く」と、4作品連続での共演となりました。
4作品も一緒とは、よっぽど縁がありそうですね!
椿の花咲く頃のネタバレ含む感想・見どころは?
ネタバレ含む感想と見どころは、あまりに多すぎるので別の記事にまとめています。
是非そちらもチェックしてくださいね!
百想芸術大賞でも「愛の不時着」や「梨泰院クラス」などと並んでのノミネートでしたが、見事沢山の賞を受賞しました。
本当に面白い作品です。
椿の花咲く頃の最終回/犯人(犯人役)は誰?あらすじとネタバレ含む感想・見どころは?まとめ
ヨンシクとドンベクのラブストーリーの他に、ハラハラドキドキするサスペンスの犯人についてご紹介しました。
この作品は、単なるラブストーリーではなく、サスペンスだけでもなく、家族の愛もあり、とても見ごたえがあるドラマです。
犯人を知ってからでも、ドキドキしながら見てみてくださいね。