花遊記<ファユギ>のあらすじとネタバレ含む感想・見どころは?

韓国ドラマ

「花遊記<ファユギ>」は、西遊記がモチーフということで、韓国だけでなく日本や海外でも注目されていました。

また、韓国で公開された当時はCGの処理の甘さやスタッフの事故が問題になり、日本では反日表現があるということで一部では騒がれたようです。

ですがイ・スンギ除隊後初の主演作であり、オ・ヨンソ、イ・ホンギに加えベテラン俳優チャ・スンウォンなど豪華キャストが多数出演している作品です。

そして「ビッグ~愛は奇跡~」「主君の太陽」「ホテルデルーナ」など、数々のヒット作を生み出したホン姉妹が脚本を手掛けたファンタジーラブコメディーです。

今回はそんな「花遊記<ファユギ>」のあらすじと、ネタバレ含む感想・見どころをご紹介します。

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花遊記<ファユギ>のあらすじ

 

花遊記<ファユギ> 韓国放送版 DVD-BOX1 [ イ・スンギ ]

幼い頃チン・ソンミ(オ・ヨンソ)は霊が見えるという能力のせいで、気味悪がられいじめられていた。

ある日、霊に襲われていたソンミを牛魔王ウ・フィ(チャ・スンウォン)が助け出す。ウ・フィはソンミに、ある家から芭蕉扇(大風を起こせる魔力のある扇)を取ってきてほしいとお願いする。

ソンミが行くとそこには五行山に縛られているソン・オゴン(イ・スンギ)の姿が。

そこから脱出したいオゴンはソンミと「名前を呼べばソンミを助けに行く」という契約を交わし、ソンミはオゴンを五行山から解放してしまう。

だがソンミとの約束を守る気が全くないオゴンは、ソンミから“ソン・オゴン”という名前の記憶を抜き取り消えてしまったのだった。

それから25年。ソンミは、いわく付き物件を取り扱う不動産会社を経営しながら、幼少期に出会った“悪い妖精さん(=オゴン)”を探し続けている。

ある時、妖怪たちの中で“三蔵”の血を持っている人間がいるという噂が広まり、オゴンはソンミと再会するのだが・・・

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花遊記<ファユギ>のネタバレ含む感想

西遊記がモチーフということであまり惹かれなかったのですが、その世界観は日本で定着している物語とはまったく違いました。

孫悟空、猪八戒、沙悟浄、三蔵などの役名はそのまま、悟空を縛る“緊箍児(きんこじ)”は頭に付けるものではなく、ブレスレットとして登場します。

西遊記の緊箍児は、呪文を唱えると悟空の頭を締め付けるものでしたが、花遊記では韓国ドラマらしく「愛」で縛るんですね~。

オゴンがソンミを愛する気持ちは緊箍児によるものなのか、それとも本心か…。オゴンに緊箍児をはめてからソンミはずっと悩み続けます。

後半はアサニョ(プジャ)が王を復活させるという話がメインになってきてしまって、ちょっとストーリーが膨らみすぎているような、張り巡らされた伏線たちを回収するので精一杯という印象を受けました。

ただ、牛魔王ウ・フィとソン・オゴンの掛け合いは素晴らしかったです!

敵対関係にあるふたりのコミカルなやり取りは、まるでドラマ「トッケビ」の中の“トッケビと死神”を思い出させました。

牛魔王ウ・フィの自宅に大きな牛の置物があるのですが、いつもそれにオゴンがコートを掛けるんです。

牛魔王は見つけるたびにオゴンのコートを投げ捨てたりして「何度もコートをかけるなと言ってるだろ!」と、オゴンと言い合ったりするのですが、こういったふたりのじゃれ合いには何度もクスッとしました。

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花遊記<ファユギ>のネタバレ含む見どころ①オゴンと三蔵

この作品の要となっているのが「愛」です。特にオゴンとソンミの二人には、キュンキュンするのではないでしょうか!

何かあったらすぐに飛んできて助けてくれるオゴン。
すぐに「お前を愛してるからな」というオゴン。

何よりソン・オゴンは斉天大聖(せいてんたいせい)という、牛魔王も恐れるほど強―い妖怪。

そんな強くて頼もしい人が彼氏だったら、毎日ハッピー過ぎますよ!

でも、オゴンがソンミに「愛してるから」と言うのはすべて緊箍児のせい。

私のことどう思っているの?緊箍児があるから私のこと愛してるって言うんでしょ?緊箍児を外したら、私を愛してたことも忘れて食べてしまうんでしょう?

私は人間だけど、妖怪のあなたのことが好きみたいなの。ねぇ、あなたの本当の気持ちは??

ソンミは、白黒はっきりさせたい人間のようです笑

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花遊記<ファユギ>のネタバレ含む見どころ②多様なキャストたち

素晴らしい役者さんたちがたくさん出演されていて、見ていて楽しかったです。

イ・ホンギが猪八戒(=PK)と知った時は、どこまで豚になるんだろうかとびっくりしましたけど、割とそのままで安心しました笑

怒ると目が赤くなるくらいでしたね!

ゾンビのプジャ(イ・セヨン)をすごく可愛がっているのですが、可愛がりすぎるあまり暴走してしまうPKも印象的でした。

冬将軍と夏女、1人2役を演じたソンヒョクにも是非注目していただきたいです。

個人的に嬉しかったのは、牛魔王に忠実なマ秘書(イエル)です。

「トッケビ」の赤い服の女の人だー!と嬉しくなりました。

このマ秘書、かなりの忠犬です。牛魔王が何より大事で、魔王を傷つけた者がいたらすぐに「殺しますか?」と聞きます笑

「いやいや」となだめられてしまうマ秘書、可愛いです。

その他にも、ソンミが経営する不動産会社の社員イ・ハンジュを「サム・マイ・ウェイ」などで知られるキム・ソンオが、ゲームばかりしている小間物屋の孫を「彼女の私生活」でシアン役だったONEが演じています。

この孫はまさかの結末が待っているので、最後まで目が離せませんよ!

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花遊記<ファユギ>のネタバレ含む見どころ③反日表現の真相は?

残念な話ですが、5話のあるシーンが反日的だと捉える方々がいらっしゃるそうです。

それは、悪霊の“アキコ”を捕まえるために、牛魔王とソンミが古い映画のフィルムに入ってからのシーンです。

ある家で親日の人たちが「天皇陛下から勲章をもらった」と話して喜んでいるのを聞いたソンミが「こんなところに一時もいたくない。早く抜け出そう」と言って身震いをするのですが、これが反日表現という風に見られているようです。

実際、私はそこまで敏感に反応するほどのシーンではないように感じましたし、捉え方は人それぞれなんでしょうけど、韓国の作品の場合は、日本のことが出てきて、それが良かったら「最高!」と言い、少しでも悪く描かれていると「反日だ!」と言う方が多い気がします。

私は、そういう反応をする方たちがいるということが悲しいことだなぁと思います。

5話での、この古い映画の世界では牛魔王と羅刹女(キム・ジス)のシーンもあったりするので、なかなか見所があるシーンだと思いますが、少しでも反日表現の作品は見たくない!

そういう方は、5話中盤以降の部分は飛ばして見ちゃって下さい。

序盤は、オゴンとソンミがモーテルでイチャつくドキドキシーンがあるので、そこは純粋に楽しんで見ていただきたいと思います^^

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花遊記<ファユギ>のあらすじとネタバレ含む感想・見どころは?まとめ

色々と問題があったり、少し中だるみを感じてはしまいましたが、気楽に楽しめるファンタジー作品だと思います。

このソン・オゴン役ですが、最初はパク・ボゴムにオファーしていたようですよ!

そうなるとまた違ったソン・オゴンだったと思いますが、イ・スンギで大正解だったのではないでしょうか?

是非この“俺様”なソン・オゴンを楽しんでみてください。

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