死刑囚の父をもつ弁護士と元熱血ベテラン刑事がバディを組み、ある事件に隠された真実を紐といていく。
「一度判決が確定した事件は二度と扱えない」という一事不再理の原則という法の裏側にある真実を追う者たちが繰り広げる法廷捜査サスペンス。
「油っこいロマンス」や「記憶〜愛する人へ」など、実力と人気を兼ね備えたスーパースター２PMジュノが、弁護士を好演。
その他にも、「梨泰院クラス」のユ・ジェミョンとリュ・ギョンスもそれぞれ、重要人物としてドラマに出演しています。
ジュノ、2019年入隊前の最後のドラマ主演作「自白」のあらすじとネタバレ含む感想・見どころをたっぷりとご紹介します。
「自白」のあらすじ
ある殺人事件が証拠不十分だったため、無罪を勝ち取った弁護士ドヒョン（ジュノ）。その事件の捜査を担当していたチュノ（ユ・ジェミョン）は責任を追及され辞職する。
しかし5年後、酷似した事件で同じ被疑者ジョング（リュ・ギョンス）が逮捕され、ドヒョンは再び弁護することになる。
2つの事件は10年前に起きたチャンヒョン洞殺人事件と手口が似ている。チュノは「5年前の事件の犯人はジョングであり、罪を償わせる方法を考えろ」とドヒョンに迫り、ドヒョンは“一事不再理”の原則から戸惑う。
果たしてジョングは本当に犯人なのか、3つの事件は関連があるのか。
ドヒョンは心臓に持病があり、10年前に心臓移植を受けている。
当時同じ病院の患者であった父を持つ友人の記者ユリ（シン・ヒョンビン）と、突如事務所に現れた、ハイスペック事務員チン女史（ナム・ギエ）。
2人はドヒョンの事務所で働いており、ともに調査を進めていたが、全ての事件が彼女たちの人生にも深く関わっていると分かった。
ドヒョンの父親ピルス、業務上過失致死で逮捕されたドヒョンの看護師、そしてジョング。
彼らはなぜ、嘘の自白をしなければならなかったのか、真実はどこにあるのか。
「自白」のネタバレ含む感想
法廷ドラマというと、重苦しく難しいイメージですが、ジュノが出演しているという安心感もあり、そこまで難しく感じませんでした。
回を追うごとにどんどんと展開が早くなり、「この人は誰なの？」と言う新しい人物が出てくるのですが、全員重要人物なのです。
緊迫した雰囲気や絶妙なタイミングで流れるBGMが迫力と緊張感を助長し、まるで映画を見ているようでした。
ドヒョンたちが現在進行形で追っている事件が、ピルス、ユリの父、チン女史の息子の死にまでも関係しています。
まさに1つ1つの点が線でつながったその瞬間からさらに面白くなっていきます。
このドラマを見て、「一事不再理の原則」という言葉を初めて知りました。そんな法律用語を調べながら引き込まれていくドラマでした。
「自白」のネタバレ含む見どころ①/演技にますます磨きをかけるジュノ
ジュノがかっこいいのは以前から知っていたのですが、今回のドラマで俳優としての存在感を更に魅せつけてくれました！
数々のドラマに出演して、幅広い活躍をしている彼の演技には安心感と安定の演技のうまさがあり、彼の出演作品は間違いなく面白いですよね！
難しい法律用語を習得や、監督との綿密な打ち合わせ、減量をして撮影に臨むなど努力家な一面も。
冷徹でクールなドヒョンが回を追うごとに感情をあらわにして立ち向かっていく姿はとてもかっこよかったです。
入隊ギリギリまでファンの前に姿を現してくれたジュノの素晴らしい作品だと思いました。
ジュノの詳しいプロフィールについてはこちらにまとめています。
「自白」のネタバレ含む見どころ②様々な事件に張り巡らされた伏線
この物語は5年前、さらには10年前に起きた事件が現在の事件と関係しており、ドヒョンの周りの様々な人物がそれらの事件とつながっています。
中盤から突如出てくるスレンダーな女性ジェニー（キム・ジョンファ）。彼女は武器ロビイストでもあり、ピルスの事件の目撃者としてドヒョンの前に現れ、ドヒョンは接触するのですが…。
私たちは、変わり果てたジェニーの姿と、拳銃を手にして呆然と立ち尽くすドヒョンの姿を見ることになります。
そして、父親ピルスと同じように殺害を自白するドヒョン。
真実を探し続けてきたドヒョンがなぜ嘘の自白をしなくてはならないのか、さらに物語は急展開していきます。
「自白」のネタバレ含む見どころ③チン女史とドヒョン
セレブのようですが、仕事もできる謎の存在のチン女史。
彼女こそが10年前のドヒョンの心臓移植の執刀医であり、そして移植した心臓は事故死した息子ソンウのものだったのです。
ドヒョンにその事を告げたシーンはショックでした。
自分の息子の心臓がどうなっているか知りたくてドヒョンを訪れ、事故死の真相を知ってしまい、おまけにソンウを殺害した人物をドヒョンが弁護する…。
仕事上、どんな悪人でも弁護しなくてはならない弁護士ですが、２人の辛すぎる心境を思うといたたまれなくなります。
ドヒョンが思わずこぼす涙も良かったです。
そんな心に悲しみを抱えている母親であり、法律事務所の優秀な事務員でもあるチン女史ですが、苦手なこともあるようです。
それはドラマを見てのお楽しみで！
「自白」のあらすじとネタバレ含む感想・見どころのまとめ
発端は１つの事件でしたが、実は全てつながっていました。
そして、被疑者たちの嘘の自白の裏にはやはり隠されている大きな黒い影と陰謀。
役柄だからか笑顔の少ないジュノでしたが、父親ピルスと交わす視線や最終回の笑顔は印象深いです。
ぜひ、その笑顔を見て欲しいので「自白」をご覧ください！
